俄雨一夜限りの夏祭り

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 今日こそは書道の稽古をと墨を摺っていると、ピッピピッピと笛の音がして、それに併せて子供達のワッショイワッショイと賑やかな声が近づいて来ました。今日は自治会の夏祭りだと思い出しました。以前は7月最終の土、日の二日間が夏祭りと決まっていました。

 自治会も50周年を過ぎて、沢山いた子供達も社会人となり、地元を離れる人が多く住民の高齢化も進み、お祭りの手伝いをする元気のある人が減って来ています。昨年は日曜は午前中までで午後は片付けに当てていました。

子供神輿について歩く大人も人数が少ないと体力がついていかないと嘆いていました。

今年は、住民の要望で1日だけの夏祭りになってしまいました。

 夕方、盆踊りの音が聞こえる前に、俄雨が降り出しました。我が家も早々と雨戸を

閉めたので、音楽は聞こえません。会館の中ででも来賓の接待をしているかななどと

役員さん達の苦労が思いやられます。

赤い靴歌ふ白靴履いてる子

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 先日バス停留所のベンチに幼稚園児ぐらいの女の子が弟と母親と並んで掛けていました。女の子は自分のラメ入りの白いサンダルを揺らしながら「赤い靴はいてた~♪」と小声で歌っていました。その様子がなんとも可愛らしいく心に残りました。

 赤い靴のモデルとなった女の子は、童謡の中では異人さんに連れられて、異国へ行ってしまった事になっていますが、実際は渡航前に結核にかかり、日本で亡くなったそうです。私は赤い靴の少女像を横浜駅山下公園、静岡の日本平で見かけました。

 養女に出した母親は娘はアメリカに渡ったと晩年まで信じていたそうで、なんとも

胸の詰まる話ですね。

 海を見つめる少女像のある山下公園あたり、再開発でカジノ誘致の話が進んでいる

様子。二日後の市長選の行方が気にかかります。

久方の雨の音消す蝉時雨

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 昨日の朝雨がずいぶんと激しく降っているなと台所から外を見ると後ろの家がペンキ

塗り替えをする為足場を組んで、その周りをシートで覆っているのですが、屋根の上に動く人影がホースで屋根を洗っているところでした。雨音よりも洗う水の音の方が大きいのでした。雨降りの方が暑くもなく屋根を洗うのにはもってこいなのかと思いました。

 午後近くの老人病院へボランティアに行く途中への道で雨の中、公園の方から、病院の裏の木々から、民家の庭木からと蝉時雨が賑やかに聞こえてきました。ミンミンゼミの声がひときわ高くアブラゼミのジージーと言う声も混じっていました。以前はまずアブラゼミが鳴きかなり後でミンミンゼミが現れていたように思いますが、この夏最初に聞いたのはミンミンゼミです。

 我が家も山地を宅地にしたところなので、庭に蝉が地上に出るときに開ける穴が所々に出来ます。今年はまだのようで蝉の殻も見当たりません。

 ボランティア先で、書道を楽しみにして、普通は4文字のお手本を使うのですが、6文字を書いていたI籐さんの姿を暫く見ないなと思っていたのですが、亡くなったと係の方がそっと教えてくれました。彼女のために私の6文字の書を用意してあげていたのですが、もう使われないのかと淋しい限りです。

砂よけて土用蜆の身をせせる

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 昨日食べ忘れた冷凍の蜆を、今朝味噌汁にしました。産直の魚ボックスに入っていたもので真空パックされて届きました。砂出しは済んでいますが、それでも中にはジャリっとするものもあります。汁だけ吸うのはもったいないので、私は身を残らず食べる主義です。

 冷凍蜆は生の物より蜆オルチニンが8倍になるとか。健康のためには度々食べれば良いのですが、そうもいかず、お湯を注ぐだけのインスタントの蜆汁のほうが多くなります。

 今日は朝から雨が降ったり止んだりで一日中エアコン無しで過ごせました。

このまま涼しいと良いのですが、1両日内にはまた猛暑がやってくるのでしょうね。

 

土用丑残り僅かに梅ジュース

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 今日は土曜丑の日でTVのニュースで鰻の蒲焼きを買い求める人々の姿を撮していました。鰻を食べたのはいつだったかと思い出せないほど、口に入りません。

 若い頃勤め先で輸出用の機械を晴海の見本市に出展した際、期間中お昼は鰻重を食べていました。食券を渡されたので何を食べても良いのですが、来客の対応に神経を使う為エネルギーの補給に毎日鰻重を食べたのかもしれません。

 鰻といえばネットのオフ会で名古屋に行った時鰻のひつまぶしを食べました。7,8人一緒でした。赤ちゃんから50代後半と年齢もばらばらのグループでしたが、気のあった仲間同士で楽しく過ごしました。

 鰻はないので代わりに、うの付くものと言うことで、冷蔵庫から残り少なくなった梅の砂糖漬けのジュースを夕食後に飲みました。写真は牛乳を入れる前のものです。牛乳で割るとドリンクヨーグルトのようでお気に入りです。

 

首出さば採られるものを茗荷の子

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 まだ早いかなとおもいつつ水遣りをしながらつんつんと伸びている茗荷の根元を見ると薄黄色の花が見えました。けっこう大きな茗荷が首をもたげていました。一つだけでしたが、初物の収穫は嬉しいものです。手入れが良くないので庭のあちこちに根を広げて本数だけは多いのですが、実はあまり付きません。年に5,6個がせいぜいです。

 一番上の姉が福島の家に住んでいた頃に分けてもらって我が家の庭隅に植えたのでもう20年ぐらい経ったでしょうか。これから庭に腰をかがめて茗荷の子を探す楽しみが出来ました。俳句では夏の季語は茗荷の子で茗荷の花は秋になると歳時記にありました。

花を目印に実を見つけているので、夏でももう花が咲いているのですが、子の方を

詠んでみました。茗荷の花は目立たないけれども儚さがなんともいえず可憐な花だと

思います。

レース編む手元忙しく駅に着く

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 昨日電車の向かいの席のご婦人がレース編みをしていました。最近は見かけない光景です。手元を見つめてせっせと編んでいました。隣の女性が声を掛けると次の駅で二人で下りていきました。私も以前はレースを編みましたがさすがに乗り物の中では編みませんでした。少しの時間も無駄にしない方なのでしょう。

 90歳を過ぎた私の一番上の姉もデイサービスに通っていますが、編み物が好きで娘が用意してくれるカラフルな糸でドイリーを編んでいるようです。白内障の手術も受けたのですが、太めの糸ではありますが苦も無く楽しんでいるようです。

 ボランティアで行く近くのデイサービスでも利用者さん達が、書道や、ぬりえ、刺し子、ちぎり絵など取り上げています。先日係の方から墨絵とパッチワークを教えてくれる人はいませんかと聞かれました。多分希望者がいるのだと思います。

 どちらも短時間で出来る物ではないし、教え手を探すのは難しいと思います。

長寿時代になり、施設もいろいろと利用者さんに満足してもらえるよう工夫しているのかもしれません。