芋の露早くも消えぬ十時前

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 バスの来る前にバス亭の近くの里芋畑に葉っぱに溜まった露を見に行きました。

残念。どの葉にも露の玉は見当たりません。葉の露を集めて硯に入れて墨を摺るなんて優雅な事もしてみたいのですが、早朝に出向かなければ無理なようです。

 スーパーの開く時間に合わせてバスに乗り、まずは郵便局で振り込みを済ませ、100円ショップで150円の財布を買いました。普段に使う物では無く、持ち歩かないカードを入れるためです。古い財布にカードを入れていたのですが、合成皮革のためかカードを入れると皮がぺたぺたくっつくようになってしまったのです。わざわざ財布を買うのももったいないので手作りしようかと、ネットでレシピを探しました。沢山作り方が見つかりましたが、面倒な割に弱いのではないかなと見送りました。

 で、ダイソーに立ち寄って見たわけです。100円ではなく150円でしたが、これで充分です。スーパーに入る前にバスが止まっているのが見えて、それほど必要な物も無いので小走りにバス亭へ。そこにYさんもバスに乗るところでした。

 「太るからよそうと思いながら、ついカルピスウォーター買ってしまった。」と笑っていました。おとといもそんなことをいっていたなと思い出しました。

カルピスウォーター? はて私飲んだことがあったかな。カルピスより薄い味なのかな

なんて、何も知らない私です。

みぎひだりいずれの道へゑのこ草

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 昨日書道展への途中Yさんがコンビニで振り込みをするのを店外で待ちました。

休日に振り込みが出来るのかと驚いてYさんに尋ねると、郵便局の振込用紙で振り込めると教えてもらいました。早く知っていれば、お寺への振り込み用紙を持って来るのだったと残念に思いました。

 早速今朝、近くのコンビニへ用紙を持って出かけました。途中少し坂だが近道と平らな道とのわかれ道でどちらにしようかと迷いました。やはり暑いので無難な道を通りました。これまでの人生でも幾たびか選択をせまられて来たような。

 昔読んだ短編に、主人公が分かれ道に立ち片方を辿った物語と、もう一方を行った

場合の物語があって、どちらも結末は同じ所に行き着いたというのがあったのを思い出しました。先がわからず進んでもたいして変わらないということかもしれません。

 あ、そうそう振り込みは出来ませんでした。用紙の裏をよく見ると、郵便局の振り込み装置のあるATMでなければ使えないのでした。提携しているコンビニに限るようです。

濃淡の墨の滲みや初秋の展

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 朝の雨は9時頃には止んで、待ち合わせの10時前には晴れて来ました。

Yさんとあざみ野アートフォーラムへ書道の「黄田社書展」を見に出かけました。

受付には川崎先生がいらして、私達を会場に案内してくれました。先生の作品は

徒然草」と「恩命帖」の臨書でした。徒然草は先生の見慣れた書体でしたが恩命帖は

初めて見る書体でした。草書の第一人者と言われる藤原佐理が1月17日の射礼の行事に使う矢の手配を忘れて差し出した「始末書」だとか。この方はいい加減な性格で、始末書のたぐいが残っているようです。

 11時半頃M崎さんもカメラの教室を抜け出して駆けつけました。一通り鑑賞して

フォーラムのはす向かいの回転寿司へ。カウンター席しか空いていなくてやむなく座りました。M崎さんと私は定食にしました。エビの頭の味噌汁の大きなお椀がついていました。M崎さんの隣に若いご夫婦が英語で会話をしていました。M崎さんが楊枝を落としたら、奥さんが拾ってくれて話をするきっかけになり、彼女がプエルトリコから6年前に来日して今は翻訳の仕事をしている事。日本人の男性と結婚して、まだお子さんがいない事。国へ里帰りして帰国したばかりだということまで、話してくれました。もう日本語は不自由しないようです。日本に憧れて、大学の時から日本語を勉強していたとも。お国ではスキンシップが当たり前なのに日本では人前ではご主人にも引かれるのが悲しいようです。

 とても感じの良い若いカップルと会話が出来て楽しい気分を味わいました。

新涼や山の日所詮他人事

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 田舎の実家の菩提寺にお盆の供養料を振り込もうと思ったら、なんと暦の11日は赤文字です。毎日が日曜日になって十数年、祭日はほとんど無関心なので、山の日ができたという事は知っていましたが、今日だとは。

 15日の施食会に間に合いそうも無いと慌てて、お寺さんに電話で申し込みをしました。私の名前を告げると直ぐに了解してくれました。一安心です。

 海の日の祝日は、勤め先で祝日にして欲しいという署名が廻ってきて署名した覚えがあります。海の日が出来れば、当然山の日もという話になりますね。

もうこの年になると、今更山へ行きたいとも思いません。カメラマンの目を通した景色ですがすがしさを想像するばかりです。

 さて、次は何の日が出来るのでしょうか。

 

雨上がりおんぶバッタの御到来

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 今朝は曇りなので庭の草を抜きましょうと、準備をしている間に雨になってしまいました。ならばと墨を摺り寸松庵の練習に取りかかりました。TVのニュースを聞きながら

筆を動かしているとぐらりと揺れて、TVでも地震ですと渋谷のスタジオも地震で揺れている様子でした。筆をとめたまま様子を見ていると揺れは治まりました。震度は3との事でした。

 午後は一時暑さが戻って来ました。1時過ぎボランティアへ出かけました。今日はYさんHさんKさんと私全員参加でした。4人いると余裕を持って皆さんに接することができます。もうデイサービスに5,6年は来られているMさんは初めてお目にかかったときと全然変わりなく、書道にも熱心に取り組まれます。最初の頃は一枚書くと「あー疲れた。」と言ってたのですが、最近は5,6枚書いた後で疲れたと言います。書いた枚数を教えるとそんなに書いたの?とびっくりします。継続すると言うことは何歳になっても

効果があるようです。

 ボランティアから帰って家に入る前に、道路に落ちた朝顔の種が元気に育って、今ではフェンスに届いているのですが、蕾みを持ったかどうか近寄ってみました。と、葉の上に青い小さな頭のとがったバッタがいました。毎年裏庭の方で見かけるのですが、

もう現れてくれたかと嬉しくなりました。おんぶバッタは子供をおんぶしているのではなく、雄が他の雄を近づけない為に雌の背中に乗っているのだとか。

 私はおんぶしているのは見たことが無いのですが。これは小さいので雄かもしれません。

空蝉の主の行方を誰ぞ知る

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 毎年庭で一つや二つの蝉の殻を見かけます。今年もそろそろ見つかるかなと草の葉の裏など気をつけていました。ところが今年初めて葉裏では無くフェンスの上の方に見つけました。まだ2,3日しかたっていないと思います。

 どのようにして産み落とされて我が家の庭の土に住みついているのか不思議でした。

私はてっきり土の中に産み落とされてそのまま数年暮らしていると思っていました。

 ところがそうではなくて、木の樹皮に卵を産み付けられて、翌年の梅雨の頃に孵化して木の根を伝って地中に潜り3年~5年、もっと長いのもいるらしいですが、木の根から樹液を吸って暮らしているとか。地上に出て成虫になって1ヶ月ぐらい生きているそうです。7日で死ぬというのは誤りらしいと知って驚きました。

 と言うことは、我が家は山地を宅地化したときに地中に沢山蝉の幼虫がいたので毎年出てくるのかと思っていましたが、そうではなく、飛んできて我が家の椿の木や金木犀

の樹皮に卵を産み付けられていたという事のようです。まだ幼虫のまま庭の土の中に数匹いるかもしれません。

 今日も外は殺人的な暑さで、私は買い物も出ず、西友の配達のお世話になって地中ならぬ家の中でエアコンをきかしてじっとしていました。

庭先に蜻蛉来たりて季を告げむ

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 今朝は心配した雨も上がり、雨戸を繰ると蜻蛉が紅葉の枝に止まっていました。飛び去りそうで慌ててカメラを取ってきました。庭をあちこち行ったり来たりして再び枝に

止まりました。見慣れない色の蜻蛉です。調べたらオオシオカラトンボでした。

 今日は立秋。その朝にトンボが来るなんて季節の使者のように感じました。

今日はおとなのぬりえの日です。昨日は今日のお天気が心配で教室を延期すべきか

先生やM崎さんと電話やメールでやりとりをして、今朝の8時の空模様で決めることにしました。私は都筑区の天気予報を見ていたので、弱い雨だと思っていましたがテレビの台風状況を見るとやはり心配でした。

 結局無事に教室は開かれました。体験会等に貼るための教室風景をM崎さんのカメラで撮影したり、ついでに独り一人のポートレート(遺影用?)も撮影したり賑やかなことでした。お昼はみんなで先生の手料理をごちそうになり、おしゃべりも盛り上がりました。涼しい教室から外へ出たら熱風のような大気に襲われて家までの距離が遠く感じました。他の皆さんは道の照り返しの中もっと歩いて行かれたので、大変だったと思います。秋はまだまだ先のようです。