新じゃがや兄の徒名は国訛り

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 兄が亡くなってからもう10年が過ぎました。小粒の新じゃがを見るとなぜか兄を思い出します。それほど馬鈴薯が好物だったとは思えないのですが、子供の頃の頭の形からつけられたのか、馬鈴薯を好んで食べたからなのか定かではありません。「かんぷら野郎」と呼ばれるのを何度も聞きました。理由を聞かずじまいでした。生まれ故郷の福島では馬鈴薯をかんぷらとよんでいました。

 先日雨の中陸上100メートル競走で10秒台の選手達が先を争っているのを見て、滑らなきゃいいがとはらはらしました。そのときふと「はねくら」という言葉が浮かびました。子供の頃かけっこを「はねくら」と言っていましたっけ。思い違いかもしれないのでネット検索してみると、「福島県の国言葉」で間違い有りませんでした。駆けるを、はねるといい、比べるを、くらで、「はねくら」となるわけです。

 小学校1年の運動会でリレーの選手になったのですが前の晩に腹痛をおこして、盲腸だといわれたらしいのですが、注射で散らすことが出来たとかで翌日運動会で無事に「はねくら」に出場できました。もちろん一位でバトンを渡しました。