老鴬や大樹の下で雨宿り

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 衣料品店のコルモピアから20%オフの葉書が来ていたのを思い出して期日が過ぎる前に、雨模様でしたがたいした降りでもなさそうなので、絵の先生に野菜のお裾分けを届けがてら出かけました。

 天ガ谷公園にさしかかった時、鶯の声を聞きました。短かったので聞き違えかなと思いました。コルモピアに入る前にアール元気でリンゴなど買おうかなと信号を渡って店の近くへ行きましたが、男の人数人を見かけただけでお客さんは見かけないので気がつきました。10時の開店前なのだと。立って待つのもどうかと信号を戻ってバス亭の椅子にかけて待ちました。10時になり、コルモピアに先に入りました。

 私の下着と主人のズボンを買ってから再びアール元気へ。やはり人影が無く雨なので客足が悪いのかと思いました。入り口に「店内改装の為本日休業します。」の貼り紙が

ありました。あーあ、先ほど来た時に確認すれば良かったのに。

 すごすご引き返し、公園の近くまで来ると「ホーホケキョ」と鳴く声がしました。幾たびも鳴きます。公園の高木の下のベンチは濡れていないようなので、一休みしました。良く聞くとホーホケキョのヶとキョの間に一言入る感じです。ホーホケぺキョに

聞こえます。そのうち一本調子に「しんちゃん待って、しんちゃんまって」(私には聞こえるのです)と続けます。鶯を離れた我が子をよんでいるように聞こえます。

 全くの私の想像ですが。公園には私の他誰もいないので、小雨の中の木々の緑を眺め

季節外れの鶯の声を聞き、舞台を独り占めした気分を味わいました。

 今日で6月は終わります。六月は私の母、姑、私の誕生月です。梅雨の時期でじめじめして嫌な月でもありますが、一方梅の実やらっきょうを漬けたり、楽しい月でもあります。そういえば今年はらっきょうは漬けませんでした。まだ昨年のが冷蔵庫に残っています。明日から7月です。どんな日々が待っているのでしょうか。