病院の垣根の明り野朝顔

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 ボランティアで時々訪れる介護老人保健病院の施設と病棟の間にフェンスがあります。以前はつき抜き忍冬に覆われていたのですが、徐々に根が弱ってきたようで、紅い花の付きが悪くなり、気がついたら取り除かれて、代わりに大輪の朝顔が植えられていました。いつ見ても花が開いていて花期が長いように思います。普通の朝顔では無く

オーシャンブルー」という名前だと仲間に教えてもらいました。野朝顔の種類の改良された物のようで、種は出来ずに宿根で越冬するのだとか。

 種が出来たらもらってこようと思っていたのですが、かなわないようです。

 入所されている奥様を毎日お見舞いに来られるご主人が奥様の車いすを押して庭の木々や草花を眺めて語らっているのを時々見かけましたが、他の施設へ移られたようです。これまで幾人もの方方と親しくなってはお別するのを繰り返しています。中には

暖かくなると山梨へ帰り寒くなると入所するのを繰り返していた方が、今回が最後になると言ってお別れしました。介護保険の関係で利用が難しくなったためと聞きました。

 年々介護保険の利用基準が厳しくなっていくようで、果たして私など必要になったときにサービスが受けられるかどうかと心細くなります。