工事音何処吹く風と稲実る

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 久しぶりに晴れたので、郵便を出しながら、バス通りを横切って田畑の方へ散歩に

行きました。日照不足で稲のできが心配されていますが、私の見たところたわわに実って、黄色く色づき穂を垂れています。

 東名高速インターチェンジの当たりにキリンの首のような重機が何本も立って

工事の音が響いています。田園風景にはそぐわない音です。

 草むらからから稲の方にぴょんとイナゴが跳んで行きました。

小学校の低学年の時木綿の手ぬぐいで縫ってもらった袋を片手に稲刈りが終わった田んぼでイナゴ取りをしました。学校行事になっていて全校生が最初の日は学校から先生に連れられて出かけました。次の日は各自自由行動で、決められた時間までに採ったイナゴを学校に持ち帰り、秤で量って、提出しました。集められたイナゴは父兄が釜で茹でて、茹で上がったイナゴは講堂に広げられて、希望者に販売するのでした。

 我が家は農家では無かったので田畑には馴染みがなく、イナゴ獲りは苦手でした。袋半分獲れれば良い方でした。お昼のサイレンが聞こえると持参したお弁当を野原で食べるのが唯一の楽しみでした。

 イナゴを沢山獲った人は褒美がもらえました。私は兄が獲った分を分けてくれたので

褒美をもらう事が出来ました。褒美と言ってもノートとか鉛筆の類いです。分けてくれた兄はどうだったのでしょう。覚えていません。ひどい妹ですね。

 一頃は農薬散布の為姿を消したイナゴですが、数年前からこのあたりでもイナゴとりをする人がいるとか聞きます。佃煮にするのでしょうか。イナゴを食べると言うと眉をひそめる人もいますが、もう何年も口にしていませんが、懐かしい味の一つです。