十五夜やかすかに覚ゆ三味の音

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 今日は中秋の名月が見られると期待していたのですが、雲に隠れて見えません。

昨日かすかに見えた月を写しました。最近は街灯がLEDになって眩しくて、狭い道路から写すのは私には難しいです。

 月と言えば、幼い頃三味線を習わされて最初のお稽古は「お月さん幾つ、十三七つ

まだ年しゃ若いね~♪」というものでした。題名は何というのか覚えていません。

 大人の三味線は私の膝に乗らず足下に置いて弾いていました。今思えば母は自分がやりたかった事を代りに私に習わせたのかもしれません。母の思いは娘には通じず、三味線は続きませんでした。私は雑誌で見たバレエやピアノが習いたかったのですが。

 音楽の教科書の裏表紙の内側に付いていた描かれたピアノの鍵盤をたたいて弾いている気分になったものです。小学校の高学年の時音楽の先生にオルガンを教えてもらいました。講堂のピアノも弾かせてもらえました。学内の催しの時仲良しのIさんと連弾で

ドナウ川のさざ波」を弾いたのが懐かしい思い出です。中学校一年の時も音楽の先生が優しくバイエルの練習をみてくれました。1年で転校してからはピアノとは縁が切れてしまいました。

 でも何故か月を見れば「お月さんいくつ?」を口ずさむのです。