小春日や物忘れさえ笑ふ姉

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  いつの間にか11月も半ばを過ぎました。

 直ぐ上の姉から電話で今年の年賀状で喪中挨拶が届いたのがあるからと連絡がありました。ここ数年私が姉の年賀状を作成して投函しています。

 たいした枚数ではありません。中の幾人かには一言メッセージも言付かります。

 

年賀状は今年限りにしようかなとも言っていました。

 

それは私も同じ事を考えています。親しい人の訃報に触れたくない思いもあります。

どうしているかな、元気かなと思い浮かべるだけにしたい思いもあります。

 

 姉は年賀状の話をする前に、ケタケタ笑いながら二日前に、洗濯物を取り込んで

から、畳んで引き出しにしまおうとしたが、2枚見つからずさんざん探したそうです。

しばらくしてから、何かのようで引き出しを開けたら、その2枚はきちんと中に入っていたそうです。その部分の記憶がすっぽり抜けているのよと笑うのです。

 

二日も前のことを思い出して笑うのだからまだまだ大丈夫よ。と慰め?ました。

人ごとでは無く私なども同様の事がしばしばあります。

 一瞬時間が歪んである一部分の記憶が取り去られてしまうのかも知れませんね。