訪ぬれば銀杏落葉の道明り

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 前々から気がかりだった、放置預金の整理に重い腰を上げました。勤めていた頃銀行の営業マンに口説かれて作った私と主人の預金ですが、当座使わないのでそのままにしていました。その銀行は合併して名前が変わり、支店が渋谷から横浜の青葉台に移転しました。住まいから近くなったのでいつでも行けると思っていたので、放置したままでした。

 銀行から残高の通知が来たときに思い出し、主人の定期は通帳ではなく証書にしたと思い込んでいて、探しても見当たりませんでした。数年前に主人が銀行に紛失届けを送付して貰い、記入場所に印が付いていたのを見た記憶はあったのですが、本人に任せておきました。その後ふと気になって主人に聞いてみたところ、さっぱり要領を得ず、もしかして解約してメインの銀行へ移したかもと思っていました。

 

 しばらくして残高の通知が届き、まだそのまま有ると知りました。とにかくこの際

はっきりしておこうと、窓口に行きました。私の分は直ぐ解決しましたが、主人のは

本人ではないので調べるだけです。時間がかかるというので、買い物に行きました。

 

 青葉台駅前の交差点はスクランブルになっていて、我が町より二駅離れただけなのに

人通りの多さに驚きました。街路樹の銀杏の葉が通りを埋め尽くして黄色一色です。

 久しぶりに東急スクエアの中のいとう屋へ行き顔彩の不足分を買い足して、ついでに裏通りの手芸店でペレットを買いました。上着が暑くて汗ばんで来て、喉も渇きましたが、東急の入り口のテラスの椅子で少し休憩して銀行へ戻りました。

 

 私の預金は解約が済み旧店名の通帳から、新店名の通帳に振り替えて、預けた時の

種類が中止になり継続した新種の新しい通帳・・・・なんと4冊の済み、済みの通帳を渡されました。主人のも、紛失届け手続き途中だった事が判明しました。おまけに持参した総合口座の通帳に定期が付いていました。私が円単位と思って見ていた金額が

万単位だったのです。これで解約の書類を郵送して貰い、主人の直筆で記入すれば完了です。

 

 親切な窓口の女子行員さんをずいぶんと煩わせてしまいました。