明けましておめでとうございます。
おかげさまで穏やかな良いお正月を迎える事ができました。
今朝、主人に今日は何日ですか?と聞きますと、しばらく考えていますので
「昨日は何日でしたか?」「昨日がわかれば今日がわかる。」なるほど、愚問でした。
昨年は目が覚めると開口一番「明けましておめでとうございます。」と言ってくれたのですが、少し淋しくなりました。
今朝一番にまずカレンダーをめくりました。背が縮んだのでめくるのは大変です。
毎年届く近所の電気屋さんからのカレンダーを居間にかけています。いつも良い絵なので楽しみです。めくって見ると今年は山下清の絵です。
「ベニスのゴンドラ風景」の貼り絵です。なに?ベニス?あわてて表紙の解説を
読むと39歳の時に9カ国を旅したとあります。帰国してから記憶にある風景を緻密な貼り絵で表現したようです。49歳の生涯だったそうです。
風景を見る目がシャッターとなり脳裏にしっかり映像を取り込んでいるのでしょう。
対象物を見てもなかなか形が捕らえられない私には信じがたい事です。でも思い当たることはあります。夢がそうです。夢の中の人物でも風景でも実物の形がそのまま
脳裏に浮かんでいます。線がいびつとか建物が曲がっているとか犬は犬の形のままに
登場します。なのに覚醒すると、その形を正確に描く事が出来ないのです。
凡人は凡人のままで、少しでも上達するように励むとしましょう。