我が家の近辺には庭に夏蜜柑を植えている家を多く見かけます。地面すれすれまで
実の重たさに垂れ下がっているところもあります。昨日野菜の無人販売所で夏蜜柑を
見かけたので、廻りの木を見るとだいぶ減っています。今が食べ頃なのでしょう。
夏蜜柑の皮をピーラーでこそいで、綿の部分を細く切り鍋に入れて水をひたひたに入れて火にかけました。以前は日曜日だった「題名のない音楽会」が土曜日に移って、時間も10時からになったようです。調度火にかけたところで、美空ひばりがアリアを歌った映像が流れてきたので、水仕事を中断してテレビの前に行きました。
クラシック「愛に生き歌に生き」を歌いました。一通り歌い終わったところで、所々をマリアカラスの歌と比較する場面もありました。さすがにマリアカラスは、洗練された張りのある歌声は見事ですが、聞き続けると私の耳は疲れてきます。
その点ひばりの歌声は耳に優しく表現も胸をうつものがありました。地声と裏声の
変わり目が巧みで、小節も混じっていても「愛に生き歌に生き」はひばりにぴったりの曲に思えました。
夏蜜柑のピール作りは、昼食後茹であがったワタの水分をぎゅっと絞って砂糖をまぶしてお来ましたが、砂糖が溶けた様なので再びひたひたに水を入れて火にかけました。煮立ったところで細火にして、水気がなくなるちょっと前に火を止めるつもり
でしたが、他の事をしていて匂いがして来て慌てて鍋を見に行くと、底がこびりついていました。急いで中身を器に引き上げて、鍋にお湯を注ぎ酢を入れておきました。
多少焦げのあるピールになりましたが、キッチンペーパーに広げて冷ましました。
主人の姿が見えないと思っていたら、どうやらデイサービスの所へ行って来たようで
今日は休みのようで誰もいなかったと言います。多分入り口が二重になっているので
調度昼時で誰も通る人がいなかったのでしょう。誰にも見られなくて幸いでした。
お父さんは火曜日と木曜日なので、それ以外は行かれませんよと言った物の、理解したかどうか。施設が近いのも善し悪しです。行かないと言われるのも困りますが目を離した隙に勝手に行くのも困ります。やれやれ。