訓練日朝寝を破る笛響く

             f:id:yuyakereiko:20180311190400j:plain

 東日本大震災から七年。もう七年、まだ七年。人々の思いは様々です。我が自治会は毎年3月に大規模な防災訓練をしていますが、今年は11日と重なりました。

 

 いつもなら朝寝を楽しみたい休日ですが、無情にも8時30分に家庭防災員の笛が彼方此方からピーッピーッと鳴り響きました。まずは各班に割り振られた一時避難場所へ集まり、人数を確認後、自治会館の公園に移動します。私の班は隣接する病院の庭が

避難場所です。隣近所の人達と公園に行くと公園は人々で埋め尽くされていました。

 

 146名の参加とのことでした。自治会長、消防所の方の挨拶の後割り当てられた自治会内の消火栓に集まり、消防署員の指導で消火栓を開け、ホースを栓に繋ぎ、放水訓練を3人組で数組行いました。古くなったホースは穴が開いて水が漏れていました。訓練時にこうした点検も出来るのは良いことです。

 

 再び公園に戻り、消火器による消火訓練をしました。以前は粉末の出る消火器を使用しましたが最近は訓練に為に水が出るようになっています。

隣にいた男性に声をかけられて見るとUさんのご主人でした。奥様は食事会仲間で認知症がすすんで来ていると、その苦労を話されました。同じ事を繰り返すので3回ぐらいまでは我慢できても5回目ぐらいになるとつい声を荒げてしまうと言います。

私も同様な毎日で、身につまされます。治療薬が早く日本でも使えるようになると良いのですが。Uさんの奥様は元々活発な方なので、一緒に外出してもちょっと目を離すと見失って探すのが大変なのだそうです。

 

 閉会の挨拶の後乾パンと飲料水を受け取って帰りました。保存用の乾パンですが主人はすぐ食べると言って包装を切りました。今の乾パンはそれほど硬くなく美味しく出来ています。訓練が役立つ日は来て欲しくありません。