梅が香や主人不在の庭先に

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 そろそろ梅の花も終わりかなと思い来や、寒い日が多かったせいか近所にはまだまだ

綺麗に咲いています。時々通る道筋のお宅の紅白の梅の古木が道路にせり出して咲き誇っています。奥様が先に亡くなり、後を追うようにご主人様も亡くなりました。

 

 時折子供さんが来ているようですが、とても庭の世話まで手が回らないように見えます。庭木は思い思いにのびのびと元気に花をつけています。道路から少し高台にあるので石垣に這うつる性の花も通る人の目を楽しませてくれます。

 主人の姿が消えても、季節毎に花は咲くのだなと当たり前のことにちょっとうるっと来てしまいます。

 

 ボランティアから帰ると姉から電話で、今度の水曜日の目の手術が延期になったと

知らせて来ました。土曜、日曜に目に幕がはったように見えにくくなって、見て貰ったら眼圧が高くなっているようで、症状が落ち着くまで延期になったようです。

午後になると見えてくると言います。少し心配ですが、書道の日なので私としては延期は有り難いです。

 

 今月の句会用の句をIさんにFAXしておきましたら、夕方Iさんから大きな文字で送信有り難うございます。勉強させてくださいね。と返信がありました。

86才のお歳で、会員全員からのFAXを受けて清書して句会に届けてくれるのです。

「勉強させてください。」の言葉に彼女の姿勢が見えます。私の方こそIさんに学ぶところが沢山有り感謝です。