地に触れて桜隠しの消え行きぬ

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桜隠しとは編集

 
 本当に最近の天気予報は良く当たります。書道の日は荷物が多いので最悪です。ヨガがないのでその分荷が軽い筈が、昨日会計監査をし損ねたため、会計ファイル2冊分で相殺です。
 
 会館の鍵を開けて雨戸をあけていると、SさんとYさんがやってきました机を並べているうちにOさんとM崎さんも来ました。前から休むと言っていた2名の他は皆出席でした。悪天候でも
熱心な人達です。最も今日は競書の提出日ということもあるかも知れません。
 
 エアコンの調子が悪いのか部屋がなかなか暖まりませんでした。フィルター、という文字が
表示されて、掃除が必要なのだと思われました。リセットすると除霜中と出て冷たい風が吹き出します。コートを膝に掛けて凌ぎました。そのうち先生に書を見て貰ったりしているうちに
エアコンも正常になって来ました。
 窓の外はみぞれがいつの間にか牡丹雪になり近くの家々の屋根が白くなってきました。
せっかく開き始めた桜に雪が降りかかり、凍えさせてしまいそうです。
「雪が綺麗ね。」という先生の声に皆顔を上げて窓の方を見ました。でも先生は机の上に目を落としていて、Sさんの書を見ていました。雪という字が綺麗に書けたと言っていたのでした。ひとしきり笑いが上がりました。
 
 何がきっかけだったのか、先生は若い頃婦人雑誌社に勤めていて夜は染色の勉強をしていたという話をしてくれました。結婚後はご主人のお姉さんが書家だったことから、染色で目を痛めたので、書道に変更して今日まで書道一筋で来られたのだそうです。
 
 書道の時間が終了後、M崎さんと部屋に残り会計帳簿や決算書の数字と、会費徴収簿の金額等を確認してもらいました。決算書に承認印を貰ったので無事総会に臨むことが出来ます。
 
午後のお茶を飲みながら外を見ると雪は雨に変わっています。明日は暖かくなるとか。