春雷や電話行き交ふ昼下がり

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 主人を送り出してから洗濯物を外に出しましたが、時々心配で外を眺めました。

湿度が高く外に出しておいてもしょうが無いと室内に移しました。とたんに雨が降り出しました。

 

 友人の訃報を食事会仲間に知らせようと、まずはNさんに電話しました。Nさんとは入院見舞いの途中に会っていたので、それほど驚きはしなかったと思います。次にOさんに電話を入れましたが不在のようで留守電に用件のみ吹き込んでおきました。

 

 Uさんは伝えても理解するかどうかわからないのでOさんから伝えて貰おうと思いました。Fさんも不在でした。そのうちものすごい雷の音がしました。滞在時間は短かったのでほっとしました。昼食を済ませる頃には日が出て来ました。

 

 ボランティアに出かけるとKさんは雷が鳴ったので用心をして長靴で来ました。Hさんは風邪でお休みでした。主人も嫌がる様子もなく素直に4文字のお手本を見て書いていました。終了しても私と帰ると言いませんでした。

 

 家に帰るとOさんから電話が入りました。留守電を聞いてのことかと思いましたら

留守電は入っていないと言います。Sさん宅に何度か伺ったがいつも不在なので私に聞けばわかるかと電話をくれたようです。亡くなったと聞いて絶句状態でした。

 

 私が失念していた連絡する人を挙げられたので、Oさんにお願いしました。

夕食の準備を始めると電話があり、Fさんからでした。お向かいのOさんから話を聞いたとの事。ウオーキングや庭仕事だったようです。彼女は入院の事を知っていたので

それほど驚きませんでした。ご遺族の意を汲んで自宅へ押しかけるのは遠慮する事を

皆さん了解してくれて安心しました。

 

 気がつくと主人の着替えをと椅子に乗せておいた衣類はそのままになっていて、主人に着替えるように促しました。台所から振り返って見ると普段着のカーデガンの上に

今脱いカーデガンを重ね着していました。ああ。