戸袋の中より発つや巣立ち鳥

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 今朝も主人はポケットに財布が無いと言い出して、私はいつものメモを見せる事を何度か繰り返しました。迎えが来てほっとしました。急いで外出の準備をして家を出ました。昨日ネットで調べた皮膚科へ行くためです。

 

 家を出て直ぐに電線に餌をくわえた鳥がいるのに気がつきました。チチチチと賑やかなひな鳥の鳴き声もします。親鳥はSさん宅の二階の雨戸の戸袋に口を差し込んではまた元の電線に戻ります。まだ餌は口にくわえたままです。再び戸袋へ行き又戻ってきました。いつまでも見ているわけにも行かずその場を通り過ぎました。

 

 恐らく餌で雛を外へ誘い出していたのかと思います。もう巣立ちの時が来たのでしょう。それにしても戸袋に巣を作られてしまったSさんの健康状態が悪いと聞いています。Sさんの奥さんも病弱でSさんが買い物や家事をしていたようなのに、Sさん本人が歩くのもままならないのだとか。老々介護も片方が元気ならまだ良いのですが。

 

 駅近くの皮膚科はご主人が内科で奥さんが皮膚科を担当しているようでした。清潔な

医院の待合室で1時間半ほど待ちました。レンズで私のシミを見て、かなり皮膚の深い所のシミなのでレーザーでの処置が良いのですが、当院には器械が無いので、他の病院を紹介します。と言われました。高度な技術も必要なので確かな設備と技術を持つお医者さんをと三カ所ほど挙げられました。青山のクリニックを選んで紹介状をもらいました。「お役に立たず申し訳ありません。」と詫びられました。

 

 長時間待ちましたが、誠実に対応してもらえたうえに安心な病院を紹介してもらえたのですから満足です。ただ梅雨に入ったし、他のスケジュールの間に都合をつけるのが

たいへんです。