万緑や鞠の音聞く子規の句碑

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 あざみ野駅ホームの待ち合わせなのでベンチにかけてそろそろかなと到着電車を見ていると、YさんとSさんが下りて来て私を手招きしました。その電車に乗り込んで幸い座ることが出来ました。上野の東京都美術家館へ書道の独立展へ向かいました。

 

 車内での話題はSさんの隣の家に泥棒が入ったそうで、暫く留守にするのでお願いしますと言われていたのに気がつかなかったと、しょげていました。Yさんの家のまわり4件ほど入られたがYさん宅は入られなかった事があるそうです。

 

 セキュリティーに入ったもののセットしたり切ったりが面倒で止めた知人の話などしている内に上野に到着しました。上野の森美術館の前に行列が出来ていました。

不思議な絵の「ミラクル エッシャー展」が開催中でした。

 

 うっそうとした樹木の下を人混みを縫って進むと正岡子規記念球場に出ます。今日は珍しく野球をする人の姿は有りませんでした。いつもなら句碑の背後のネットの裏に

球音が聞こえていたのですが。東京都美術館へ行く途中の広場には多くの人があふれていました。なにかイベントがあるようですが描かれているアルファベットの意味がわかりませんでした。

 

 独立展ではまず川崎先生の作品の部屋を確認して、最初に拝見しました。珍しく小品の作品でした。作品は子規の句「白萩のしきりに露をこぼしけり」墨色といい、運筆といい溜息がでます。おおかた見て回った頃Yさんが用事があるとのことで先に帰りました。Sさんと私は仮名をやっているので、仮名作品を重点的に見て回りました。

 

 最後に高校生の大作展の部屋に入りました。いつもながら力強い大作に圧倒されました。私など条幅ほどのサイズに四苦八苦していると言うのに、天井に届くかという超

大型作品は一体どのようにして書くのか不思議です。

 

 一時過ぎに会場を出て、数年ぶりに韓国料理「土古里」に入りました。炬燵の席に

通されました。二人とも豆乳冷麺を食べました。Sさんと二人だけで食事するのは初めてでしたが、ゆっくり話ができました。家に帰り着いたら4時をまわっていました。

 

 心配した雨には降られなかったものの寒い一日でした。