夏の雲隣のベッド空きにけり

 

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 今日の絵画教室は久々にUさんとSさんと顔を合わせました。Sさんは娘さんが

溶連菌のせいで熱が続きお孫さんの世話があって忙しかったようです。溶連菌といえば

長男が小学生の時扁桃腺に溶連菌がつき熱が下がらずペニシリンを一ヶ月間投与されました。その時お世話になったお医者さんは多忙をきわめ過労死されたと聞きました。

今は良い抗生剤があるので7日ぐらいで快復出来るようです。

 

 午後の大人のぬりえは失礼して病院へ出かけました。今日の主人ははっきり目覚めていて話が通じました。ただおしっこの出が悪く血液が混じるとかで管を長い間入れていたので中に血液の塊があるのかもしれないので、泌尿科の診察を受ける事になるそうです。リハビリのお兄さんが来て自分でベッドに起き上がって腰を掛けるように声を

かけるのですが思うように動きません。

 

 筋肉が硬くなっているようで背中の方をマッサージして手助けをして起こして立たせました。立てばさっさと足が動きます。声かけの意味がわからないのかなとも思います。熱を出した翌日と言う事もあって、ホールまで歩き少し休憩して直ぐに部屋に戻りました。

 

 主人の隣のベッドのおじいさんは昨日の内に退院されたようです。昨日はベッドに座っていてしかめっ面をして看護師さんを呼ぶのですが誰も来ないので、私が様子を見に行くとおしっこと言います。看護師さんを呼ぶと、さっきトイレに行ったばかりのようでした。それからもぐずぐず言っていて動こうとするので看護師さん数人が来て

胴体を拘束するのですが「何てことをするのだ、ここはどんな教育をしているんだ。」

 

 とわめいていました。もうすぐ退院なのに怪我をするのが怖いのでやむなくベッドから降りないようにされていました。誰も居なくなると私を「おくさん、おくさん」とよびます。もう少しだから我慢しましょうね。というしか仕方がありません。

 

 人道的じゃ無いよ、朝日新聞に投稿するよ。とか一人で帰るからと哀願していました。看護師さん達もいつも傍に居るわけに行かず、困っていました。

 

 普段はにこにこして挨拶をするおじいさんでしたが、早く帰りたかったのでしょう。

無事に退院されたようで、何よりです。主人も泌尿器科の治療で良くなってくれると良いのですが。