秋風や歌声運べ君が元

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  新しく立ち上げた小組「うたごえ」の一回目は出席出来ませんでしたが、今日は歌の好きだった主人の事だから、皆と一緒に歌を歌うことを喜んでくれるだろうと出かけました。小学校の片隅にあるコミュニティスクールの二階の部屋でした。部屋に入ると歌詞のプリントが並べてありました。

 

指導者の(男性)が用意して下さった物です。今回は花をテーマにしてピックアップしたのだとか。10時少し過ぎて出席者がそろったところで、まずは声の出やすい曲と言うことで、「バラが咲いた」から始めました。

 

 ギターの伴奏で先生の良く通る声に従って歌い始めました。私と言えば所々声が出たり出なかったりですが、周りの人の声に隠れて安心して参加出来ました。
2曲目の「くちなしの花」は好きな歌で、気持ちよく歌っていましたがそのうち歌詞が哀しすぎて三番になると、泣き出しそうで堪えるのがやっとで声を出せませんでした。

 

 誰にも気づかれまいと必死でした。やはりまだ無理なのかも知れない他の人に迷惑をかけてはいけないそればかり気になりました。でもその後は持ち直して、あざみの歌、エーデルワイス、白い色は恋人の色、みかんの花咲く丘、花~すべての人の心に花を~、シクラメンのかほり、カチューシャ、知床旅情、エリカの花散るとき、野に咲く花のように、青い山脈、等々。

 

 途中15分休憩しましたが、12時まで、先生の解説が入ったり、参加者の話も挟んだりしながら楽しい時間を過ごしました。一緒に参加したTさんはご主人が北海道に滞在中で夜中に電話で地震の報を受けたそうです。彼女は用事があって此方に残っていたのでした。無事だったようですが停電中のようです。余震もあるでしょうからまだまだ心配だと思います。

 

 Tさんと学校の前のバス亭でバスを待っていると中年の女性が大きなビーチパラソルを持って来てベンチの後ろのフェンスの先に立ててくれました。昨日の風で片付けておいたようです。バス亭の場所は彼女の家の土地なのだそうです。ベンチを置いて日よけのパラソルまで立てて下さるなんて素敵な人だなと感謝しました。