癇癪の声も懐かし白露かな

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   今日は、初めて住宅ローンを組んだ信用金庫へ4,50年ぶりに出かけました。
長いこと取引は無いのですが、ローンを組んだ際に債権を買わされ(?)たのですが
少額の債券ですが、換金するには相続の手続きをしなければなりません。

 

だいぶ前に我が町に支店が出来ていたので、勘違いをして最初はその支店に手続きに
行きました。支店が違うにもかかわらず親切に受け付けてくれて、本店の事務センターから返信用の封筒を同封の上、必要な書類を送ってくれました。

 

いざ書類を送ろうとしましたが中に、実印も必要とあり、まさか印鑑を送るわけにはいかないので、取引店に出向いたのです。

 

 駅を出てもすっかり辺りは変わっていて、駅内に戻り案内板を見て確かめました。今朝は小雨が降ったりして割合涼しく感じましたが、長い歩道橋を歩いてさすがに汗をかきました。銀行の中は、今風になっていました。

 

 不意に昔に主人が駐車場で長時間待たされて、中を覗きに来て私の番が済まないのを見て「何やってるんだ!、まだ終わらないのか!」と大きな声で私を怒鳴りました。
行員さんの方が恐縮していたのを思い出しました。最近は穏やかな正確でしたが若い頃の主人は短気な所がありました。

 

 持参した、戸籍謄本や印鑑証明をコピーして、謄本を念入りにチェックしてくれました。後日事務センターから再度実印を押す書類が届くので、それを返信封筒で送るようにいわれました。5,6部にもなる謄本の原本は返してくれました。

 是非手元に置きたいと思います。特に主人の生まれて届けが出された頃の謄本の字体の美しさにはほれぼれしました。小さな字ですが一点一画手抜きがなく、どのようなペンで書かれたのか知りたくなりました。書き手の人柄にも興味がわきます。主人の父親は北海道の札幌で明治四十四年に生まれた事も初めて知りました。昨日の地震でその地に被害は無かったかとも気になります。現在は釧路に親戚があるとは聞いていました。

 

 戸籍は昔は皆手書きだったので書き写す際に、文字が少しずつ変わった物もあるとか、私の旧姓の一字が主人と婚姻により戸籍に入ったと記されているのはウかんむりです。確かに私も子供の頃からウ冠で書いていました。所がある時兄から戸籍ではウでは無くワかんむりだと言われました。

 

 もしかしたら書き換わって来たのかもしれません。

 私が亡くなった時、子供達が私の戸籍を辿った時にどのような原籍が届くのか楽しみです。もっとも私は見ることは出来ませんが。