久方の友の目赤し秋海棠

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     ゴミを出しに出た時は秋らしく爽やかな朝でした。暫くして座敷の雨戸を
開けると濡れ縁が濡れていました。全く雨には気がつきませんでした。
秋海棠の花も葉も生き生きしていました。

 

主人の入院以来休んでいたボランティアをそろそろ始めようと、まずは月曜コースから
と午後出かけました。二階でエレベーターを降りるとUさんとIさんが驚いた顔をしました。お休みして迷惑をかけたお詫びをして「主人が亡くなって・・・・」というとUさんさんは更に驚いたようでした。一階の通所サービスの方から、二階の方へは話が伝わっていなかったようです。

 

 入院のいきさつから、亡くなった時の事などかいつまんで話をしました。ボランティアを始めた当初から一緒だったUさんは、目を赤らめて、話を聞いてくれました。そのうちYさんとY田さんが加わりました。Y田さんは1階の水曜コースも私と入れ違いに入ってこられたので初対面でした。

 

 とても気さくな方で、ボランティアの方も手慣れた様子に頼もしい仲間が出来た感がありました。硯や筆を一緒に洗った際に、彼女のご主人も発病から亡くなるまで短い期間だったと聞きました。と言うことは一階のボランティア仲間は皆寡婦という事になります。

 

 帰り際に、75才以上の高齢者の医療費を2倍にするという国の方針に反対する署名用紙を持参していたので、皆に話すとそれは大変と快く署名してくれました。

 夕方から雨が本降りになりました。もう暑さはお仕舞いになりそうです。