天高く赤いブランコ漕ぐ少女

           f:id:yuyakereiko:20181007192206j:plain

 昨夜は汗をかいて目が覚めました。掛け布団はまだ薄いのを使っているので、
タオルケットを外して汗を拭いて寝ました。朝も半袖で過ごしました。涼しくなったら、河原の方へ散歩に出ようと思いましたが窓から外を窺うと日はさんさんと降り注いでいてためらってしまいました。

 

 午後3時近くに夏ほど暑くは無いだろうと、農家の無人販売の野菜棚にみかんや柿
があるかもしれないと、出かけました。ところがどうしてどうして少し歩いただけで
体が熱くなってきました。やっと野菜棚に辿り着きましたが日曜日で新鮮な野菜は
ありません。草臥れた茄子やおくら、かぼちゃなどでしたが幸いみかんはありました。

 

 農家自家製のみかんでいつもそれほど甘くは無いのですが、酸っぱいのが好きなので
一袋取って300円を箱に入れました。そこから河原へ行くのは断念して反対方向の公園に寄りました。公園は小高い丘になっています。小径を上っていくと銀杏の実が沢山落ちていて踏まれて悪臭を放っていました。

 

 ようやく公園のベンチにたどりつき、日陰になっているところに腰を休めました。
ほっとして空を見上げると真っ青な中に秋の雲が浮かんでいました。公園の頂上の赤いブランコには少女がひとり気持ち良さそうに漕いでいました。

 

 少し休憩して、よていより早めに帰宅しました。体中ほてっていて冷蔵庫から保冷剤を取り出して、首筋や脇の下を冷やしました。うっかりすると熱中症になりそうな陽気でした。