三羽来て見る間に細る木守柿

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  雨戸を繰ると隣家の屋根越しに見える柿の木にはもう柿の姿はありませんでした。
枝枝にはヘタが残っているばかりです。 昨日鳥の鳴き声がして残っていた一個の柿のまわりに数羽いて代わる代わるに啄ばんでいたのでやっぱりなと思いました。

 

 雨が止んでいる間にと、Oさん宅に競書を届けに行きました。Yさんの家の前を通りましたが一部屋だけ雨戸が開いていましたが、他は雨戸が閉まっていました。幾部屋もあるようですが一間だけで過ごしているのかななどと余計な詮索をしてしまいました。

 

 帰り道N田さん宅に寄り集金した会費を預かりました。その際に田舎から届いたりんごを頂きました。同じ袋に、会館の書道の使用料を立て替えました。という一筆箋に書かれたメモが入っていました。

 

 家に帰りつくと早足で歩いたせいか汗ばんでいました。コートを脱いでいるとチャイムが鳴りドアを開けると今別れたばかりのN田さんが息を切らせています。私の後を追いかけて来たようでした。

 何事かと思えば、先程の一筆箋の挿絵が番の鳥の絵柄だったので私に対して失礼だったと気がついて追いかけて来たようです。夫婦仲の良いおしどりの絵を気に掛けたようでした。私はそんな事全然気にしない方なので、思わず笑ってしまいました。かえってN田さんの意外な気遣いに驚いたくらいです。お茶でもと誘いましたが又今度と笑いながら帰って行きました。

 

午後宅急便で、次男からのカニが届きました。いつもはおせちの詰め合わせが届くのですが多分その代りだと思います。