有り難く味噌汁啜る白泉忌

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  午前中は書道の二月号の課題に取り組みました。暖房の部屋は墨の濃度を一定にするのが難しく、今日も満足な清書が出来ませんでした。
書道の日に、もう一度挑戦しようと、そこそこの出来でお仕舞いにしました。

 

 思ったほど寒くないので、新聞を配りに出ました。坂の途中のお宅の庭の梅の木
に白梅が咲いていました。一回りして坂を下りH先生宅へ向かうと先生は出かけるところで私には気がつかず携帯を耳にあてて歩いて遠ざかっていきました。

 

 歳時記の忌日を見ていたら今日30日は渡辺白泉の忌日でした。恥ずかしながら白泉の名は初めて知りました。「戦争が廊下の奥に立っていた」と代表作が載っていました。季語がありません。季語のある俳句もありますが無季俳句を多く作っていたようです。

 

 「マリの住む地球に原爆などあるな」がーんと一発強烈な衝撃を受けました。

 戦後生まれで、田舎育ちの私。空爆も食糧難も知りません。一人の夕食は
わびしいけれど、熱々の味噌汁をすすりテレビを見ている平和な暮らしが
贅沢に思えます。