この辺り豆撒く声の絶えにけり

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   少々古くなった大豆をフライパンで炒ってみました。以外と簡単に出来ました。炒りたては柔らかく感じましたが冷めてからは用心しないと歯を痛めそうです。

 

 夕食前にテーブルの上に「福は内」を三度唱えて撒きました。鬼は外は省略です。
撒いた豆は湯飲みのお茶に入れておきました。後で柔らかくなった頃に食べようと思います。

 

 子供の頃は夕方早く帰るように親に教えられました。他家の豆撒きが始まると鬼になって豆を撒かれると言うのです。昔は(子供の頃)大きな声で豆を撒く家が多かったと思います。

 

 我が家の通りには表に出て豆を撒く人は見かけません。以前ははす向かいの独り住まいの老夫人や隣の子供が撒いていて翌日の朝は道路に踏まれてつぶれた豆の跡が見られたものでした。

 

子供達は大きくなり、老婦人は他界して住民が変わりました。 外へ出ても、通りには人影は見えず静かな夜です。夜が明ければもう立春、春です。