春昼や何処かでパンを焼く匂ひ

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  会計前期分の仕訳伝票や領収書をファイルから外して、今期分のファイルにする為の
処理をしました。古い綴りと一緒に収納しようと棚の奥を覗くと、処分したと思っていた手芸の本数冊を見つけました。中にポルトガル刺しの本も紛れていました。

 

 しばらく捨て置いたマットの作りかけを最近取り出して、刺そうと思いましたが本が
見つからず、ネットで探してみても、刺し方の名前もうろ覚えでヒットしませんでした。仕方なく自己流で続けていたのです。ポルトガルの国名すら記憶になかったのですからあきれてしまいます。私の刺していたのは基本のステッチで、アラヨロシュというものでした。

 

 気がつくとお昼です。窓から庭を見ると鉢の土が乾いていました。じょうろに水を汲んで水やりをしました。フリージャの花芽が出ていました。ついでに玄関の方へ廻って家の前の花壇にも水をやりました。花壇とは名ばかりで雑草の黄色い花が咲いているばかりです。

 ぷーんとパンの焼ける香ばしい匂いがしてきました。匂いの来る方角を見てそうか!我が家の台所の換気扇から出ている匂いだと気がつきました。魚を焼くグリルで食パンをトーストしていたのでした。