若者の馬耳東風や茗荷の子

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  参院選は盛り上がらないまま終了したような感があります。一頃のような街頭宣伝カーを見かけることもありません。選挙に無関心な人々も多いようで投票率も予想通りの低さでした。 私の応援した候補者は惜しくも次点で落選しました。薄い朝刊に目を
通す気にもなれませんでした。

 

 午後は気を取り直して書道ボランティアに出かけて、老人施設の入所者の方々の書道のお手伝いをしました。白雲という号を持つ男性は今日もユーモアのある文章を考えて、何枚も筆で書いていました。若い介護士さんにこれどういう意味かわかる?
などと話しかけて反応を楽しんで居ました。

 

 「向日葵はどちらを見ようか迷ってる。」にお天気が悪いので太陽の方角がわからないのかと思えば、向日葵は女性でどの男性にしようかと物色しているのだそうです。思考も若い90才です。

 

 湿っぽい庭で今年初めての茗荷の子を見つけました。頭頂の白い花の下の茗荷は哀れなほど痩せていました。刻むのも哀れで小皿に乗せて眺めています。