苦瓜の種の紅さや故郷恋し

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 最近枕が劣化したのか頭を乗せた後がぺこっとへこんだままになって寝返る度に無意識に乗せる位置を変えているようです。新調しようかと考えている所に、新しいタオルを出そうと引き出しの中を物色していてそば殻の枕を見つけました。だいぶ前に主人が使っていたものです。理由は忘れましたが、パイプ枕に変えたので、しまって置いたのでした。日向に干して今夜から使うつもりです。


 夕方、Oさんのご主人が畑帰りに、きゅうりや茄子、ゴーヤを届けて頂きました。
食事会も終了してだいぶ経ちますのに、時々野菜を頂きます。畑から自転車で坂道を
我が家まで寄って下さるのは大変だと思います。

 

 ゴーヤを割いてみると思った通り種が紅くなっていました。市販のゴーヤではついぞ赤くなった種を見たことがありません。もっと熟すと種の周りがジャムのようになるのですが。子供の頃田舎の庭隅に、皮がオレンジ色になって百合の花のようにめくれ、真っ赤な種がのぞいていた光景を思い出します。

 

 南国の作物なのに、なぜ福島の実家の庭にあったのか、今になると不思議に思います。父か母が1本だけ、誰かから土産にでも貰ったのかと思います。