早梅や煤けた頁開くごと

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 昨日の会に欠席したため手渡せなかった新聞を届けに行きました。上着も入らないほどぽかぽか陽気でした。坂の途中に白い花が見えて近づくと梅の花でした。もうすぐ春だなと懐かしい昔が蘇るようなうずきを覚えました。

 

 毎日曜日に届く新聞の記事に「赤毛のアン」の全訳本が刊行された事を知りました。

中学一年の時に担任の先生から紹介されて読んだ赤毛のアンに夢中になり、続刊を未だか未だかと待った頃を思い出しました。

 

 全文訳を手がけた松本侑子さんによると、私の親しんだ村岡花子訳は面白いところを繋ぎ、西洋の品々を日本的な物に変えていたようです。

原書にはブラウニングの詩やハムレット、ジュリアスシーザー、バイロンワーズワースの詩、聖書の句が100カ所も登場するとか。時代背景も興味深い物があります。

 

最近はすっかり読書離れをしてしまいましたが、是非全訳本を良みたいと思います。