ハンカチを目に当てる人原爆展

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 新日本婦人の会都筑支部では毎年この時期に区役所ロビーで原爆パネルの展示をしています。今日の午前中、N田さんと私が会場の係でした。夏休み中とあって子供さんの

来場者が多く、展示の感想文も書いてくれました。中には、上手くまとまらないようで

家で書いてきても良いですかと用紙をもらって帰る子もいました。感想文を入れる袋がいっぱいになりました。

 熱心に写真に見入って時々ハンカチで目頭を押さえる若い女性に後で声を掛けようと思っていたのですが、他のことにかまっていて、見失ってしまいました。

 被爆者の描いた全裸で逃げ惑う人々、川に飛び込んだ人々に呆然となっている女の子に「この人達は爆弾で衣服が吹き飛んで裸になってしまったのよ」と話しました。ふうんとびっくりしていた表情が印象的でした。

 お父さんと折り鶴を折る子、兄弟で折り紙をする子供達、赤ちゃん連れの若いお母さんも鶴を折っていました。区役所のロビーなので気楽に立ち寄り、72年前の悲劇のパネルを見て平和について考える機会が持てた事と思います。

 峠三吉の言葉のパネルには次のように書かれています。

 「よびかけ 峠 三吉

  いまからでもおそくはない

  あなたのほんとうの力をふるいおこし

  へいわをねがう人の泪を

  ぬぐうのはおそくはない」