蹲ひてぴたり目の合ふ子蟷螂

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 朝雨戸を開けたついでに庭に水遣りをしました。気まぐれに暑さで怠けた為雑草がはびこっていました。出来る範囲でと抜き出したら、そこもここもと表から裏へと屈んだままで進んで行きました。風呂場の出窓の下を頭が使えないように姿勢低く腹ばうように進んで行き、一息ついて手を止めるとぴょんと青い小さな蟷螂が現われてじっと私を

伺うのでした。

 

朝食後、来週の書道に提出すべき課題をやってしまおうと墨を摺りました。仮名2題

何とか仕上げましたが、展示会用の方は気力が沸きません。主人の様態のめどがつかない内は決心がつきかねて、今日の所は競書の課題だけにしました。

 

 今日の暑さはことのほか応えました。保冷剤をガーゼタオルに包んだものを首筋に当てたり、脇に挟んだりして、バスを待ちました。いつも遅れるのですが今日はついに

別系統のバスが来るまで来ませんでした。おかげであざみ野駅に1時55分着で急いで

循環バスの待合所へ行き、なんとかセーフでした。

 

 主人の病室へ行くと、主人一人で他の患者さんは誰も居ませんでした。入れ替わりが早いのですが相変わらず、主人だけは同じベッドに寝ています。泌尿科の診察の結果

再び管を入れられていました。

 

 熱は下がり、食事の練習をする事になって、看護師さんが体を起こすように声かけをしますが、眠りについてしまってなかなか反応しません。強制的にベッドを起こして

口内を清掃してから、とろみのついた麦茶をスプーンで含ませます。ゴクンと飲み込めました。続いてヨーグルトを入れてもらいますが、もぐもぐ噛んでなかなか飲み込みません。ときどき大きな声で名前を呼ばれるのですが半分寝ています。

 

 それでも何とか一カップ食べました。喉の様子を見て奥に詰まっているようだと、痰を除くチューブをごめんなさいねといいながら入れて除去しました。

痰が絡んでいて少しヨーグルトもつかえていたようです。

 

 様子を見ながら、食事もしていくようにしますとのこと。辛抱強く対処してくれる看護師さんに感謝です。他の看護師さんも、傍に来て大きな声で「S田さーん」と肩を

揺すって戯れたりしています。リハビリで歩いたりすると皆で拍手したりして喜んでくれます。発音がはっきりしなくて言葉が理解されないのに、親身になってくれているのが有り難いと思います。

 

 帰りに久しぶりに無人販売の野菜を買って帰りました。完熟トマトとオクラとキューリの450円分でしたが50円が無くて500円を箱に入れました。