秋の日や大日如来安置せり

            f:id:yuyakereiko:20180916192225j:plain

 

  今日は天気も回復して秋らしい陽気になりました。かねてオーダーして置いた
仏壇が届きました。何時届いても良いように置き場所を空けて待っていました。
仏壇屋さんは祭壇に一礼してから、荷を解き配置していきました。設置しながら
今後気をつけることを、丁寧に教えてくれました。

 

 蝋燭や線香をつけるときは台を前方に引き出して煙り等が仏壇の中に入らないように
とか引き出しはストッパーが付いていないので引き出しすぎないようにとか掃除は付属の羽箒や布巾でから拭きをして、化学ぞうきんは使わないこと、花差しの水はここまで、花は一、二輪で高さはこの程度とか事細かく教えてくれました。

 

 仏壇に最初に納めたのは大日如来です。お掃除の時の台座の外し方も説明されました。宗派によって本尊が違う事を、仏壇をあつらえて始めて知りました。我が家は真言宗なので大日如来になります。位牌に金文字で戒名が書かれて本尊の下の段に置かれました。

 

 受領した旨のサインを済ませて、係員は祭壇にお線香を上げて、声量豊かな声で
お経を唱えました。仏具屋さんはこのように納品の係員まで教育が行き届いているのかと感心しました。不明な点はないかと何度も念を押されました。

 お父さんの姿が消えて仏壇になってしまったような、不思議な気分です。