女もすなる憲法談義返り花

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   新日本婦人の会都筑支部主催の「平和フェスティバルin都筑」に参加するため9時前に川和町駅のホーム下の会場へ向いました。ホーム下なので場所は検討がつくものの、駐車場や駐輪場のフェンスが張り巡らされていて会場の入り口になかなかたどり着けませんでした。

 

 我が班は会場整理が割り当てなので、テーブルと椅子を講演用に並べ替えました。部屋いっぱいになりました。
開会の後まずは、合唱で「四季の歌」「もみじ」「青い空は」「一人の手」を元気な歌声が響きました。次は支部長のM崎さんの広島での原水禁大会の報告がありました。

次が今人気で方々から引っ張りだこという太田伊早子弁護士による講演「憲法が守る私達の平和、自由、暮らし~改憲問題を考える~」でした。

 

 一番前の席に後ろ姿を見たときは女性の集まりなのに男性が座っているが、来賓の方だろうと思っていました。前に立たれたら、髪型もボーイッシュで丸ぽちゃの可愛らしい顔立ちの方でした。声量豊かでユーモアたっぷりの話しぶりは難しい話も何故か抵抗なく入って来ました。

 

 私は何度か9条関係の講演は聞いた事がありましたが、この憲法の成立に関わった幣原(しではら)喜重郎元首相のインタビューに答えた話は初めて聞きました。

 「非武装宣言と言うことは従来の観念からすれば全く狂気の沙汰である。・・・・何人かが自ら買って出て狂人とならない限り世界は軍拡競争の蟻地獄から抜け出すことが出来ないのである。これは素晴らしい狂人である。世界史の扉を開く狂人である。その歴史的使命を日本がはたすのだ。」

 感銘が深かったので幣原元首相についてネットで検索して
「みんなの知識 ちょっと便利帳」に辿り着きました。( https://www.benricho.org/kenpou/shidehara-9jyou.html
お時間のある方は是非覗いてみて下さい。

 

 先日戸別訪問で署名活動をした際に、若いお父さんが今の世界状況では日本も武装の必要があるというような意見を述べたのに対して私は違うよなと思いつつも説得する言葉が見つからなかったのですが、幣原氏の言葉の中の軍拡競争の蟻地獄から抜け出す
と言う言葉にこれだと膝を打つ思いがしました。

 

 講演時間の一時間はあっという間に終わりやんやの喝采でした。隣に座っていたN田さんは感激を伝えたいと太田弁護士に駆け寄って握手を求めていました。

 

 皆でサンドイッチの昼食を取った後はサークル発表に移りました。私達の俳句は3番目でIさんは用事で早く帰宅したいとの事でしたが順番の変更を申し出ても、他のサークルも事情があるらしく変更できませんでした。

 

 いわさきちひろの挿絵の絵本の朗読、ハングル(ハングル語で結んで開いてを唄いました。)、次が俳句でIさんも参加しました。 めいめいに短冊に俳句を書いた物を手に持って、句の情景等を伝えました。着付け、コーラス、フラダンス、最後に脳健康体操
と楽しい発表会でした。

 

 返りはHさん、N田さん、Oさんと私でバスに乗って帰りました。盛りだくさんの会だったので帰宅後は暫くぼーっと興奮状態で少し頭痛がしました。