ぬっと出す無骨な手には燕子花

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  朝襖を開けると、むっと強い匂いがしました。昨夕インターフォンに「八百屋です。」という久々の声に出てみると、Oさんのご主人が両手で抱えた花を差し出していました。濃い紫の杜若やデージー、百合など畑で切り取ってきたばかりのようでした。

 

 大きめの花瓶に丈をすこし詰めて投げ入れにしました。部屋いっぱいに甘くつよい香りがただよいました。しばらくすると胸一杯になり匂いに酔いそうになり玄関に移しました。ジャーマンアイリスと聞きましたが、大きさといい、濃い芳香といい圧倒されました。

 

 今日の書道ボランティアは、入所者さん達が相手でした。暫くぶりにK田さんの顔もありました。熟練者なので、専用の筆を使います。硯に墨を摺るには多めの水が入っていたので、半分捨てて墨を摺ってあげました。他の皆さんは墨汁を使います。なかなか

 思うように書けないと嘆いていましたがどうして見事な作品を仕上げました。私の2番目の姉と生年月日が同じで91才です。手押しぐるまですが自分の足で歩けます。

 

 新婦人の先輩のI葉さんも参加しました。いつものように色白の肌は張りがあって元気なのですが車椅子です。足がむくんでいるのだそうです。会の皆さんに宜しくねと言付かりました。