一仕事終えて吐息や梅雨夕焼け

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 硯に水を数滴垂らして、料紙一枚分の墨を摺りました。近頃は摺った墨のとろみ具合で濃さの見当がつくようになりました。だめ押しをされた最後の部分を昨日3枚書いたのですが、どうも署名が気に入りません。一枚書き出しの人文字が気にいらずそのままにしていた紙があったので、今日はそれに続けて書いてみました。

 

 書き上げてすぐ先生に電話を入れました。在宅を確認したので急いで身繕いをして
4枚持って先生宅へ行きお預けしました。昼頃先生から電話があり、落款が署名より
少し大きいのが気になると言うので、一番小さな落款を急遽届けました。

 

 前に先生に提出しておいた一連のものに比べて、今日届けた物は伸びがないと言われました。単独で最後の一枚だけを書いた為でしょう。続けて書いた物に比べてどうしても流れが変わってしまうようです。最も私の目にはさほど違いがあるようには見えませんが。

 

 どれを組み合わせるか悩ませてしまいます。審査を担当する先生方にも見て頂くとの事でした。兎にも角にも一仕事が終わりました。あとは先生にお任せで展示会場で表装された作品を見るまでのお楽しみです。

 

 窓の外が紅いようなので外へ出てみると上空の雲まで紅い夕焼けでした。予報では

雨と言っていますが、束の間の夕焼けでしょうか。