揚羽蝶読経の美声流れ行く

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 一周忌の法要を11時半に予約してありましたが、次男から渋滞でまだ中程までしか
進んでいないと連絡があり、家に寄らずに霊園に行くように指示して長男の車で出発しました。こちらも近いはずなのに道路が混んで時間ぎりぎりに到着しました。

 

 お坊様には待たせてしまいましたが、大丈夫ですよと笑顔で応対して下さってほっとしました。持参した遺影と位牌を祭壇に設置しました。まん丸のお顔の和尚様から49日、100日、一周忌の意味を教えられました。亡くなった人には極楽浄土へ行くまでに様々な修行があるそうで一周忌は勢至菩薩がいわば家庭教師として修行の手助けをするそうです。私達は法要をすることで応援をするのだとか。

 

 わかりやすい説教の後祭壇の前に座りました。その際私の左首筋辺りに気配を感じあれと思いました。後ろの席の息子が近づいたのかと思いましたが、息子は動いた様子もありません。勝手に主人が側に来たのだと解釈しました。

 

 お経が唱えられると、その美声に圧倒されました。今までに聞いたお経の中でも断トツの声の張りです。朗々とした伸びのあるこえはまるでオペラ歌手のようでした。

お経の終わりの方には私が毎朝唱えている光明真言も4,5回繰り返されて、参考になりました。

 

 法要の後はお墓のへ花と線香を持って行きました。石畳を墓へ向って歩いていると青筋揚羽蝶が飛んできました。墓近くなると別の揚羽蝶もひらひら姿を見せました。

家族皆の名前の並んだ墓石を眺めて絆を再認識したように思います。暑くてとても長くはいられません。

 

 昼食の善について親子三人暫くぶり水入らずで話しが出来ました。次に揃うのは3回忌でしょうか。