日盛りや平和の鶴を折る父子

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 九日から開催中の原爆パネル展の当番に出かけました。

新婦人の事務局長のYさんが神奈川新聞の記事を見せてくれました。9日にパネル展の取材があり、新聞に掲載されたのでした。M崎さんやYさんも写っていました。東京新聞にも載るようです。

 

 記事を読んだ人からYさんに会場へのアクセスの問い合わせがありました。沢山の人に観て欲しいので、新聞報道はとても効果が期待できます。熱心にパネル一枚一枚立ち止まって観ていく人、急ぎ足ながらも目を通す人と様々です。

 

 休日で売店も閉まっていて、暑さ対策には交代でロビーから離れて涼しいところで休みを取りました。私は図書館のソファで休みました。ロビーに戻って一人になった時に向こう側のテーブルで4,5才の男の子と折り紙をしていたお父さんが私の所に寄ってきて鶴の折り方を教えて下さいと言われました。

 

 昨夜虫が知らせたのかパソコンを閉じる前に鶴の折り方をネットで学習しました。確実に折る自信が無かったからです。私も覚え立てですと言いながら何とか折る事が出来ました。若いお父さんはイギリス人でした。日本語は上手でした。私もヘッドとかネックとかいいながら鶴の尾のことを「尾っぽ」というと真似て「おっぽ」と覚えてくれました。

 

 一度では覚えられないと思い、私はネットで覚えたと言うとスマホを取り出しました。「origami turu」と入力して貰うと昨夜私の見たサイトがヒットしました。「ブックマークしました」と喜んでくれました。こちらこそお役に立てて嬉しく思いました。
12時半に交代するまで役100名の来場者がありました。

 

 今回のパネルの中には、ローマ法王がカードにしたという「焼き場に立つ少年」もあります。焼き場で弟の順番を直立不動の姿勢で待つその背中にはすでに亡くなった弟が直角にのけぞっています。焼かれる弟には目もくれずじっと前を見たまま直立の姿勢で
立ち尽くしていたそうです。15日が最終日です。多くの人に是非見て欲しいと思います。