団栗や心楽しき一会あり

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 不動産登記の手続きの為法務局へ出かけました。今日はセンター南経由で出かけようと
市営バスの停留所へ向いました。バス停のベンチで隣に座った若い女性が編み物を始めました。物好きな私が覗きこむと、笑顔で「どんぐり帽子を編んでいます。」と教えてくれてスマホを取り出し出来上がった映像を見せてくれました。幼児向けの団栗の形の可愛い帽子です。

 

 ネットで販売しているそうで、今のところはどんぐりの帽子だけを編んでいるのだとか。バッグの中に発送する封筒が三袋入っていました。許可をもらって私もスマホで写させて貰いました。かぎ針を持つ手が機会のように正確にスムーズに動いていました。相当熟練しています。

 

 子供の頃お母さんが働いていたので、自分は家で出来る仕事をと考えているようです。バスの中でも話が弾み、小鼓を習っていたこと、書道は師範を持っていることなども聞く事ができました。思いがけない若い人との会話を楽しむことができました。

 

 法務局には11時少し前に着き、始めに前回の相談の時に計算してもらった印紙を購入して、申請窓口へ行きました。前回と同じ相談員さんに必要書類一式を提出して確認して貰いました。テキパキと目を通しながら書き込む場所に鉛筆書きしてあった所を消していきます。手慣れた物で消しかすの処理も散らばらせずに見事に消しゴムでまとめので、感心してしまいました。

 

 私の記入箇所に昔の所番地字(あざ)が抜けている箇所があり追加記入させられました。最後に各書類に捨て印、割り印を数カ所押して終了しました。登記完了の知らせを返信封筒に必要料金の切手を貼ってお願いしてきました。

 

 やれやれと表へ出ると青空が気持ちよく広がって、広い歩道の脇に大きな団栗が幾つも転がっていました。団栗帽子の女性を思い出して楽しい気分になりました。横浜アリーナ前のバス停に向う途中ビルの前でお弁当を売っていました。日本語がたどたどしいので中国人かも知れません。鶏肉の甘酢あんのを500円で買いました。

 

 バスターミナルにつくと、調度市が尾行きのバスが出るところでした。帰りはバス一本で帰れました。 これで相続関係の手続きはすべて終了しました。