降霜や辻で語らふ寡婦二人

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  今日は夏の衣類と秋冬の衣類の入れ替えをしました。長年入れ替えをして袖を
通さずじまいのものは思い切って始末することにしました。ボロのシーツも目にとまり
痛みのひどいところは、使い捨ての雑巾ようにして、廻りの丈夫なところは細く割いて
端からくるくる巻いておきました。

 

 渡せなかった新聞を配りに外へ出るとはす向かいのTさんが道路側から、フェンス越しにご自宅の庭の草を抜いていました。菊の花も咲いていました。玄関脇の蜜柑の木に今年は実が少ないとこぼしていました。お父さんのいる頃はいっぱいなったのにと。

 

 ご主人は我が家の主人より一年前に亡くなっています。ご主人は老人クラブの世話役もされていて、奥さんはほとんど外へ出ませんでした。最近姿を見ないのでどうしたかなと思っていました。私は出かける事が多いので、顔を合わせる間が無かっただけのようです。

 

 病気をしている様子も無く、庭の手入れをされていたので安心しました。今年の夏は
暑すぎたのか、隣の家の柿の実もほとんどついていないように見えます。

 

 午後受取人指定の郵便物の配達がありました。事前に局に届いているので配達日を知らせるようにと通知が来ていました。局員に身分証明に保険証を提示すると、記号等を所定の用紙に記入してから郵便を受け取りました。法務局から不動産名義の書き換えが完了の書類や、預けて置いた書類一式が同封されていました。

 土地建物が私の所有物になりましたが、何の感慨も沸きません。