野良帰り土を払えば梅雨の月

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 貴重な晴れ間に、家中の窓を開けて風を通し、座敷には布団や肌掛けなど窓近くに

広げて陰干しにしました。敷き布団の下に敷いている湿気取りシートの目盛りが薄いオレンジ色がかって湿気が溜まりかけているとのサインでした。

 

 布団を二階のベランダに運べないので、湿気取りシートや乾燥機に頼っています。2時間もするとシートの目盛りは青になりました。

 

 夕食後日が落ちて涼しくなったのを見計らって、今週号の新聞を配布に出かけました。コロナ太りで重くなった体は夕方でもきつく感じます。下り坂になってやれやれと思っているとTさんが家に入るところでした。声をかけて新聞を手渡しました。

 

 畑からの帰りで野良着姿でした。いつもは自転車で行くそうですが、コロナのせいでご主人が楽しみにしている将棋指しに出られないので、運動がてら一緒に畑に行って来そうです。一足先に家に入られたのかご主人の姿はありませんでした。

 

 以前奥さんがご主人を「生きていてくれるだけで有り難い」と言っていたのを思い出します。言えに帰って雨戸を閉めようとすると先程まで白かった月が輝いていました。