老いて尚手習い愉し白露かな

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 白露を4,5日過ぎたけれど、まだそれほど涼しい朝とは言えません。それでも夜通し鳴いていたのかかすれたような虫の声が聞こえます。

 

 来週の書道に提出する課題を仕上げにかかりました。今更上達したとて何になるとも

思いますが、いったん筆を持つと真剣になります。先生に教わった州の字のコツを思い出して筆を真っ直ぐに立てて筆先を少し紙面につけて、少しの間じっとそのままにしておいてからゆっくり線を引きました。見事に成功しました。三つ同じように見える形が

微妙に入り方が違うのです。

 

 仮名は今日も「歳振れば 齢は老いぬ しかはあれど 花をし見れば 物思いもなし」 を三行に書きました。自分のことだなと思いながら。

 

 コロナで回覧板を廃止した所もあると聞きますが、我が家はまわってきました。すぐに隣家へ回そうと家をでてから、あれ印鑑を押さなかったと家に戻り見直しましたが

印鑑を押す用紙がありません。いいのかなと思いながら隣へ回しました。

 

 夕方隣のご主人が見えました。「印鑑が押してないけど読みましたか?」え!と覗くと一番後ろの表紙の下に蘭がありました。もう小さくなって済みません済みませんと

誤りました。ボケたかと思われたかも知れません。