物足らぬ一本締めの年忘れ

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 今朝の新聞のコラム(編集手帳)に手締めについての記事がありました。新明解国語辞典には手締めについて詳しく載っているそうでシャンシャンシャン・シャンシャンシャン・シャンシャンシャン・シャンと10回もシャンを重ねると。

 

 勤めていた頃の事を思い出しました。旅行の宴会や忘年会、仕事納めの時などに市営された人が音頭を取って手締めをしました。突然指名されて戸惑った人が「三三七拍子」と言って笑いが起きた事もありました。

 

 一番手締めの多かったM氏は必ず関東一本締めといって「ヨー、」っという声に続いてぽんと手を一度打ってお仕舞いです。賑やかに締めたい社長は渋い顔でした。

シャシャシャン10回を三度の、三本締めのほうが意気が上がるのです。

 

 一本締めのM氏から退職の時万両の鉢を頂きました。庭に根付いて毎年赤い実をつけています。数年前に退職しましたという葉書が届きましたが健在でしょうか。

そういえば出張が多く歳時記を携帯していたことを思い出しました。当時の私は俳句に興味がありませんでしたが、今ならば話し相手になれたかもと残念な気もします。