百日紅

炎天下にもめげず、紅く密集した花を付けるさるすべり。以前は今頃目につくのは夾竹桃でしたが、最近はあまり見当たりません。代わりにいたる所で百日紅を見かけます。

 

今朝玄関の窓を開けると網戸に蝉が止っていました。一向に飛び立つ気配もなくしがみついていました。昼近くに見るとかなり下の方に下がっていたのでもう死期が近いのかと思いました。

 

明日が主人の命日ですが息子が休みなので今日墓参りに出かけました。ふと窓を見ると蝉の姿が消えていました。死期ではなく羽化したばかりだったのかも知れません。

 

この暑さで霊園には先客は1名見かけただけでした。霊園の周りにも百日紅の花が目立ちました。後ろの森からまさかの、鶯の声が聞こえました。

          「老鴬の夫の墓にて歌ひけり」