紀元節姉は卒寿になりにけり
写真はタイトルを「お茶の間で五輪観戦紀元節」にしようと準備したのですが
姉の誕生日なので、急遽変更しました。
今時紀元節と言っても通じないかも知れません。
私の二番目の姉は紀元節に生まれて、紀元節にちなんだ名前を付けられました。
15歳年上なので、今年卒寿で九十歳になりました。若い時分は姉御肌で両親や
姉妹達からも一目置かれる存在でした。さすがに晩年はすっかり娘に依存して大人しくしています。グループホームに入所して三年になるそうで、「私は幸せ者だ。」と
いうのが口癖。体は健康なのでまだまだホームでの生活は大丈夫そうです。
書道ボランティアでお会いする中にも姉と生年月日が同じで、名前は寿を取って
「かずこ」さんといって、おめでたい名前です。この方は夏は長野で暮らして、秋冬は
此方の介護施設に入所されています。でも介護保険の改定で今後は入所が厳しくなりそうだと心配されていました。
ますます高齢化社会になっていきます。福祉予算も膨らむのはわかりますが、防衛費を削って福祉の方へ回して欲しいと思うのは勝手な願いでしょうか。こんなことを
つぶやくと非国民のレッテルを貼られかねないご時世になりつつあるような危険も
感じるこの頃です。