2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月の終わりの今宵独り飯

今年最初の月は今日でお仕舞い。ここからはまた駆け足で時間は過ぎていきます。主人が逝ってから半年になります。明日は83才の誕生日の筈でした。 半年経って主人の居ない生活に慣れてきたようにも思いますが、それでもあの時斯うすれば、ああすれば良かった…

有り難く味噌汁啜る白泉忌

午前中は書道の二月号の課題に取り組みました。暖房の部屋は墨の濃度を一定にするのが難しく、今日も満足な清書が出来ませんでした。書道の日に、もう一度挑戦しようと、そこそこの出来でお仕舞いにしました。 思ったほど寒くないので、新聞を配りに出ました…

世話焼きの妣に倣ひて蜜柑煮る

今月の産直フルーツは何種類かの柑橘類が届きました。皮も捨てるには惜しいのでポンカンでマーマレードを作りました。煮ながら昔母は風邪をひくと蜜柑やりんごを皮ごと煮ていたのを思い出しました。 会社の寮生の賄いをしていた事がありましたが、よく風邪を…

マスクして目に愛嬌のボランティア

今日こそはと、吹き矢の筒を入れる袋を縫いました。テーブルクロスの余り布で充分の寸法が取れました。ミシンを出すのは面倒なのでちくちく手縫いで作りました。ピンクに白い小花模様で年に似合わないかも知れませんが厚顔な私です。 平気平気。 午後は月曜…

雨情忌や亡夫歌ひし童歌

昨夜は全豪オープンテニスで大阪なおみ選手が優勝し、ファンは喜びに沸きました。今日も朝から各局で繰り返し報道しています。インタヴューではメンタルが3才だったが一日1才成長して決勝の時は5才かな。とお茶目な所も見せていました。 今日は野口雨情の忌…

法螺貝の音も懐かし寒梅忌

夕方雨戸を閉めようとすると西の空は沈む夕陽で赤いのに戸を開けたとたん風がぴゅーっと吹き付けてきました。佐渡の義妹のメールでは雪が降っているとの事です。まだ横浜は雪が降っていません。 今日26日は藤沢周平の寒梅忌だと言うことを昨日の新聞で知りま…

野の花や綿毛となりて春を待つ

バスの停留所横の空き地は何度目かの草刈りで一面短い枯れ草で被われています。5日前に地面からちょこっと首を出して咲いている蒲公英を見つけました。今日はどうかなと捜しましたが、花のあった辺りに丸い綿毛がありました。 程なく来たバスに乗ると運転手…

髭奥に秘めたる碧や竜の玉

庭にはまだ千両、万両、南天の紅い実が残っています。朝雨戸を開ける度に、ああまだあるなと確かめています。無くなるときはあっという間に無くなるのです。 主人の墓の周りに植えられていた蛇の鬚と思われる植物が我が家の庭にも昔から密生しています。蛇の…

日韓の丁々発止日脚伸

今日の書道は全員参加出来ました。人数が多いのに一向に室温は上がりません。エアコンが古い為かも知れません。コートが脱げない人もいました。先日の書道展の話なから神奈川展や、来年度の小さな華に出展するように先生から要望がありました。 はい。とは言…

おぼつかぬ足元我と寒雀

10時になるので絵画の道具の入った鞄を持って外へ出るとぴゅーっと北風が吹いてきました。すぐ裏なので薄めの上着を引っかけて出たのでうー寒!と前屈みになってとっとっとと躓きそうになりました。前の駐車場に丸丸としたスズメが1羽砂利の上をちょんちょん…

冬夕餉出会いは嬉し鯛の鯛

今日も良い天気でしたが外出の予定無しで、家の中でのんびりしていました。そうそう、会計の仕事を引き出しに入れたままにしていたので、午後一気に片付けました。 昨日M崎さんには、私もだいぶ年を取ってきて、何時何が起きるかわからないので会計の後任の…

大寒や元は取れないバイキング

今日も良い天気に恵まれました。バスに乗るとO寺さんと会いました。10時集合のあざみ野駅へ行くためです。10時までにM崎さん、KさんSさんが集まり、乃木坂の新国立美術館で開催中の独立書展へ向いました。 中へ入るとまず大作を鑑賞しました。力強い作品…

冬萌えの中に蕾みも寡婦の庭

乾燥した日が続いています。外出が続くと植木に水をやるのを忘れて鉢上のものは葉がぐったりしていて慌ててしまいます。雑草は地面に直に生えているのでその点は元気いっぱいです。 この時期花が少ないので、地面を被う青い草も慰めです。所々にぴょんと丈高…

引けて尚頬の火照りや新年会

今日は初句会でした。新年の挨拶を交わしてから開始前に支部ニュースに載せた皆の句を知らせて、新年号の新聞の折り込みを持っている人が先生格のK山さんに渡しました。目を通していて「ダイコンじゃなくダイコよね。」 え?と原稿を支部に渡したのは私なの…

歌い継ぐ昭和の歌や春隣

今年最初の「うたごえ」は参加者が沢山いました。昨日ランチおしゃべりに参加されたH間さんの姿も有り、隣の席に座りました。 軽く全身運動をしてから、歌いやすい「お正月」「凧の歌」から始めて、ひょっこりひょうたん島、北風小僧の寒太郎、いつでも夢を…

冬麗ら溜めて一吹き的を射る

前回は思わぬ腰痛で欠席した吹き矢ですが、今日はコルセットを付けて臨みました。会館の中はスリッパの底がじゃりじゃりするのでモップを掛けているとM崎さんが玄関と外を箒で掃いてくれました。 二組出来るように、的を高低差を付けて二個設置しました。6名…

長談義引けの頃合い冬夕焼け

午前は絵画教室がありました。今日から新しい絵を描き始めました。何度か描いた自作の粘土人形がモデルです。お昼はうどんをご馳走になって早めに帰宅しました。 午後新婦人の班会議があるためです。N田さんが遅れて出席とのことでM崎さんの車で出かけました…

湯上がりに夫の形見のちゃんちゃんこ

またまたテレビで親しんだ女優さんが亡くなりました。独特の台詞回しと良く通る声の市原悦子さん。日本昔話、家政婦は見た。等々。最近は茶の間ではあまり見かけなくなっていました。 82才。主人と同年齢。淋しいですね。 押し入れにしまっておいた主人のち…

どんど焼きお札一枚残り火へ

今日は自治会のどんど焼きの日なので忘れないように、昨年のお札を封筒に入れて目につくところに置きました。朝食後、まだ時間が早いので9時過ぎまで家事をしたり新聞を読んだりしていました。 日曜版の数独を解いていて、時計を見ると9時半になっていました…

着膨れて音の正体確かめに

今日はプラ塵の日なので急ぐ事も無いのでゆっくり出しに行きました。ゴミ箱の中は右端からきちんとおかれていました。私も上部の収まりの良い位置に置きました。戻りは寒いので急ぎ足に。 坂の上の方からガシャンガシャンと音がするので、出たついでに見に行…

冬の田や藁焼く人の影二つ

今朝も昨日の金柑粥の残りを食べました。すっかり粥の虜になってしまったようで昼はハタハタを焼いて、粥にしてみました。想像以上に美味でした。産直の米が余り気味なので、お昼もご飯を食べて消費しようと思います。 食べてばかりで体重が気がかりです。ま…

香り立つ金柑粥や友の味

今朝のゴミ出しはショールにマスク、コートも着る防寒対策をするほどの寒さでした。短い距離ですから部屋着のままでも良さそうですが、万が一風邪をひいてはつまりません。 午後チャイムが鳴ったのでインターフォンに出ると「社会部の者ですが○○さんを知りま…

暖房の筆の乾きに文字擦れ

書道の稽古初めの日でした。晴れているのに風が強く寒く感じました。会館に入ると電源が入っていて、前回使用時に電源を切っていなかったようです。 今日は全員出席で年頭の挨拶を交わしました。今日から独立展が開催されますが、先生はこちらに顔を出してく…

いそいそと薄紅ひいて初稽古

松明けの今日は今年最初の絵画教室の日でした。何を着ようか少しはおしゃれをした方が良いか等迷いましたが、やはり少し控えめにしようと普段着よりは少しましという出で立ちで出かけました。 午前はUさんは忘れたのか欠席でした。先生は今年からカルチャー…

農道に猫背の影や初詣

今日は七草粥の日ですが、生憎七草は揃えてないので、大根と大根の葉と小松菜を刻んで冷やご飯の粥にしました。料理番組で七草粥を炊いているのを観ました。昔祖母が歌っていた歌詞も聞こえました。「唐土の鳥も都の鳥も渡らぬうちに七草叩け。」 とうどのと…

寒柝の間合い忙しく通り過ぎ

今朝パソコンを立ち上げてメールを確認すると姪のララさんから入っていました。昨日の私のブログの暦がララさん宅にも届いたというのです。最も送り主は、ララさんの甥が住職を務めるお寺からですが。 今年の暦は始めのページは小坊主さんの得度式の場面でし…

禅暦傳燈の意を教えられ

今朝は7時起床。寝坊はしませんでした。昨夜は足の裏から腿をマッサージを念入りにしました。腰ベルトを外すとまだ右腰から股関節辺りに少し痛みを感じて、足も多少痺れを感じたののですから。最近は足のリンパマッサージをサボっていました。 マッサージが…

収集車夢路遮る四日かな

目が覚めて時計を見ると8時半でした。表から聞き慣れたメロディーがして車が通り過ぎていきます。いっぺんに正気になりました。生ゴミの収集車が通った音だと気がつきました。残念!もう悔しがってもどうにもなりません。 昨年までは暮れの収集の後は野菜屑…

節の重隅をつついて粥炊きぬ

もう正月も三日です。これからはますます速度を上げて日は過ぎて行きます。 付けっぱなしのテレビは、時々注意をそそる情報が流れます。書家の篠田桃紅氏の名前が耳に入り、画面を観ると105才になって尚製作する姿がありました。とても100才を過ぎたとは思え…

糠の手を拭きつつ向ふ初硯

初夢を楽しいにしていたのに確かに見たと思うのですが思い出せませんでした。お節があるので今朝も食事の支度は味噌汁を作るだけで済みました。食事が済んでからぬか漬けを取り出していないことに気がつき、浸かりすぎた胡瓜を取り出して、新たに胡瓜を漬け…