2018-01-01から1年間の記事一覧

亡夫への未練残して年の行く

産直野菜の段ボールの梱包材がだいぶ溜まったので、籠を編むことにしました。設計図も無しに作り始めたので、あれこれ考えながら時間がかかります。気がつくとお昼になって、一息入れました。 午後宅急便で次男からお節が届きました。今年は主人が亡くなった…

なにがなし人の恋しき小晦

遅い朝食をとり、パソコンを立ち上げたら姪のララさんからメールが入っていました。私の日記の更新がないので、病気かと心配したようです。ララさんのパソコンで私のブログが表示されないのかと、訝りながらブログのページを開くとあれ?昨日の日記がありま…

山の端の色は薄墨冬の暮れ

12月29日の日記です。 昨日更新ぶんをアップするのを忘れました。 年末と言っても特に大掃除をする気にもなれず、部屋を見回して殺風景に感じたので、薄いピンクの小花模様の端布があるのを思い出して焦げ茶色のテーブルのクロスを作りました。たった一…

古新聞束ぬるも慣れ年の暮れ

今朝ゴミ出しに出るとぴゅーっと冷たい風が吹き付けてきました。起き抜けの髪はますますバサバサになり、人に会わないようにと小走りに集積場へ行きました。何処かで枝落としをしたのか小枝も転がっていましたが手をポケットにいれていたので見過ごして走り…

水仙や坂はきついと言ふ老女

今日は寒くなるかと思いましたが、暖かな一日でした。ボランティアでは汗をかくので、コートの下は薄着にして出かけました。今日のボランティアは4名でした。木曜コースの人達の今年最後の書道でした。 皆さん手慣れた物で、書く速度も早く4枚以上書きました…

冬座敷畳みに映る窓格子

朝雨戸を開けると以前は残月が左上に見えていたのに今日はずーっと右上の方にあります。冬至が過ぎて、これからは日も長くなって行きます。春に近づいて行くのかと思うと何やら心楽しくもあります。 昼頃座敷の襖を開けると日が廊下に差し込んできました。窓…

耳底に亡夫の歌聞く聖夜かな

今朝、パソコンを立ち上げてメールをチェックすると昨夜H先生から用件に続いて閑です遊びに来ませんか。とありました。時間を見ると8時頃でした。いつも出かけていることが多い方なので、在宅は珍しい方です。多分今日もお出かけだと思います。お詫びのメー…

数え日や供花を巡る千の風

今朝は晴れているのに風が強くごみを出しに出ると何処からか飛んできたらしい根元から折れた鬼あざみが落ちていました。拾って集積場の横に置きました。 11時過ぎに休みの息子と墓参りに出かけました。花は霊園の事務所にもありますが休日なので万一事務所が…

三羽来て見る間に細る木守柿

雨戸を繰ると隣家の屋根越しに見える柿の木にはもう柿の姿はありませんでした。枝枝にはヘタが残っているばかりです。 昨日鳥の鳴き声がして残っていた一個の柿のまわりに数羽いて代わる代わるに啄ばんでいたのでやっぱりなと思いました。 雨が止んでいる間…

遺されし我が身慰む柚の風呂

朝曇ってはいたけれど大丈夫と思い洗濯物を外に干しました。腰は少し痛みがあるけれど大したことが無いようなので、痛み止めを飲むのは止めて様子を見ることにしました。 昼近くふと庭を見ると草が濡れているように見えて慌てて洗濯物を中へ入れました。幸い…

紡ぎたる想ひそれぞれ仕舞句座

今日は句会で9時20分にN田さんの車で地区センターに向いました。センターの駐車場はまだ少し空きがあり駐車することが出来ました。小会議室のドアを開けると、K山さんにIさんOさんが俳句の教えを受けていました。 いつもより私達が早く着いて、勉強の時間を…

寒木瓜やしばらく鶏の声聞かず

整形外科のお医者さんの助言通り日に何度か横になりました。リホーム前は居間にカーペットを敷き詰めていましたが、現在は取り払って床のままにしています。掃除が簡単だし、つまずくこともないと思うからです。 夏なら床に寝そべるのも気持ちが良いのですが…

冬の朝又も魔女来て腰を突く

あけがた、トイレに起きようとした時腰に痛みが走りました。ようやく立ち上がりました。なんとか再び布団に入り7時まで寝てしまいました。今日は吹き矢の日なので早く支度をしなければと思うのですが、右腰に痛みが有り屈むのが苦痛でした。それでも何とか朝…

冬麗ら満艦飾のテラスかな

昨夜遅くスマホにN田さんからの不在着信に気がつきましたが返事をするには遅すぎるので今朝電話を入れると、今日の委員会に一緒に行きますがその前に相談したいことがあるので来て欲しいとの事でした。 帰ってすぐに出かけられる準備をしてから、今朝作った…

冴ゆる夜やテレビを友の独り膳

今日は体調も上向きで、腰痛もだいぶ良くなっています。あれもこれもやりたい事は思い浮かびますが、実際にはまだ手を出す勇気がありません。 一日気儘に時間を過ごし、4時半頃になると外は暗くなって来ます。居間のカーテンを引き、座敷の雨戸を閉めて、最…

貼る懐炉魔女の一撃柔らぎぬ

今朝も良く眠れて、起き上がってみると何処も悪くなさそうでした。恐る恐る着替えて歩き出すと、まだ体は真っ直ぐにはなりません。布団も一度には三つ折りに出来ず手間取りました。 電気屋さんが開店した頃に電話を入れると呼び出し音だけで誰も出ません。何…

子等の声止みて薄れる冬夕焼け

今朝もよく寝たな~と起きてトイレを済ませて台所へ行こうとするとアイタタと腰に痛みが走りました。昨日も布団を畳もうとした時に痛みました。今日は痛みが長引きました。色々な方向へ動かしてみると10時の方向に動く時に痛むと気がつきました。 動く方向に…

義士の日や今宵流星降ると言ふ

風邪気味で昨夜は9時半頃床に就きました。今朝はだいぶ快復していましたが、まだ喉の調子が悪く、少し残っていたうがい薬でうがいをしました。今までなんともなかったインフルエンザ予防接種跡が疼いたりして不安になりました。 息子に予防接種でインフルエ…

念入りにマスクの下に紅を引く

沢山頂いたりんごを傷めてはいけないと、お裾分けや忘年会のデザートと消化しても、まだまだ残っています。今日こそはとジャム作りをしました。大きいので2コ分で鍋いっぱいになりました。絵の教室の時にSさんからレモンを頂いたので、レモン汁を入れること…

石段に濡れて華やぐ散り紅葉

今朝は雨で、出かける前に首にショールを巻き手袋をして、更にマスクという出で立ちで家を出ました。今まで手袋は極寒の時しかしたことはありませんでした。つい最近テレビで暖かくする方法として、外へ出る前に首や手を温めるておくのが良いと知りました。 …

忘年会名残惜しむや外は雨

今日の午前の部の絵画教室は久々に4名出席しました。先生と私だけの事も度々会った今年でした。昼食も賑やかに頂きました。 午後の大人のぬりえの時間も、全員参加できました。外から入ってくる人は口々に寒い寒いと言っていました。しばらくすると熱気で暖…

枯れ木立紅い造花を装いけり

インフルエンザの予防注射を受けに行きました。混雑を覚悟で医院のドアを開けると3人ほどが椅子に掛けているだけでした。程なく呼ばれましたが、最近足がつるので診て頂きたいと申し出たので、しばらく待たされました。 今年になって時々寝ている間に足がつ…

落黄や人の流れに逆らわず

鷺沼で大井町線に乗り換えるとすでに乗客が乗っているので、もっと先まで大井町線が延びているようです。もっとも私の最寄り駅は各駅停車なので、多分停車しないと思います。品川駅を出ると風が冷たく感じましたが歩くには調度良い気温でした。 11時には姉の…

君に会ふ夢の温みや蕪汁

今朝目が覚めて時計を見ると7時を過ぎていました。先程の夢を思い返しすと確かに私の背後に主人が居たと気がつきました。なかなか夢に出て来ないなと思っていたので、嬉しくなりました。 今朝は小蕪という名の大きな蕪(一個で鍋いっぱいになりました。)の…

大雪や悲喜こもごもの北の国

昨日の「うたごえ」で話の出た、トロイカのロシア語の歌詞を捜してみました。ダメ元で捜したのですが、すぐに見つかりました。Kさんの言うとおり、日本語の明るい感じの歌詞では本歌からは遠い感じです。 乗合馬車の御者の悲恋話を客に語るという暗い調子の…

雨雫丸顔滑るすずめうり

朝起きたら激しい雨音がしました。今日は「うたごえ」の日なのに、困ったなと思いました。でも出かける頃は小雨になりほっとしました。 小学校前でバスを降り、信号を渡るとI川さんが傘を持たずに門を開けるところでした。傘をかざしてあげると、車でご主人…

りんごの香誘う友の幼顔

今日も暖かく日中は暖房要らずでした。会館の鍵を取るのに苦労した理事さん宅のポストは後ろから開けられることをN田さんから教えて貰ったので楽に受け取れました。今日から書道にもう一人増えて、会場いっぱいに机を並べました。 書道の後はヨガをして、そ…

冬麗や口の達者な来訪者

今日も暖かい一日でした。絵画教室へ行くとUさんが暑いと言って汗を拭いています。暖房が付いていて、温度が27度になっていました。バス亭から歩いて来たUさんは尚更暑かったと思います。エアコンを勝手に切りました。 昨日の刺し子模様を続けてなんとか描き…

飽食の烏も寄らぬ蜜柑畑

今年は柿や蜜柑の当たり年なのか、畑も民家の庭先にも木がしなるほど実っています。鳥達も食べ飽きているのか木の上に姿を見かけません。 明日は絵画教室があります。今取り組んでいる静物の背景に刺し子の布を配したいのですが図柄が意外と難しく、今日は下…

数珠玉や流れの中に身じろがず

3000歩歩くのに調度良い距離はコンビニの往復です。生保の受取人の変更届けを出しながら散歩に出ました。空は完全にくもりでした。曇りと晴れの境は雲の量が8割とかで気象庁の係の人が決まった時間に屋上に出て雲の量を自分の目で確認するのだそうです。 暗…