飽食の烏も寄らぬ蜜柑畑

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  今年は柿や蜜柑の当たり年なのか、畑も民家の庭先にも木がしなるほど実っています。鳥達も食べ飽きているのか木の上に姿を見かけません。

 

 明日は絵画教室があります。今取り組んでいる静物の背景に刺し子の布を配したいのですが図柄が意外と難しく、今日は下準備に刺し子の模様を描き込もうとテーブルに広げてから、調度お八つの時間なので昨日買ってきた柿を食べることにしました。ふと思いついて刺し子の上にヘタを上にして乗せてみて、ヘタを描くのもいいなと皮を剥く前にスケッチにかかりました。

 

 食べる前に色も付けようと、絵具を溶いてとするうちにおやつの時間は過ぎて、お昼になってしまいました。スケッチブックの中に柿が一つ浮き上がりました。それなりに
満足しました。肝心の刺し子の模様は未完成のままです。