若き日の知己に会うたり年の暮れ

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 年賀状を出す気になれないと、話していたのでそれを耳にしたのかHさんから葉書が届きました。自作の絵にサインがしてあるだけです。???暫く考えましたが、新年の

挨拶を入れずに他の年賀状と一緒に投函したのかも知れません。今日本人に会ったのに

お礼を言うのを忘れました。

 

 今日の書道ボランティアは、二人でした。時間前に担当者が来てまだカラオケ中であと三人残っているのでと待たされました。最後の一人の時に中に入って準備を始めました。書道の常連の男性が「白いブランコ」を良い声で上手に歌っていました。

 

 手が足りない上に参加者が大勢で、用紙の取り替えに大わらわでした。ふと新しい女性参加者が上手に書いていて良く顔を見ると見覚えがありました。人違いだといけないのでそれとなく、「前に書を学んでいますね。?」と聞くといいえと言います。向かいの席の人が「ご主人は書道の先生です。」と教えてくれました。

 

 「K先生ですか?」と尋ねると驚いたように私を見ました。昔先生に教えていただいた事があります。というと嬉しそうに私の名前を聞き、書き留めていました。私はマスクをした上に髪は真っ白ですから、わかるはずはありません。三十代の頃務めから帰ってから夜先生宅で、高校生達に混じって習っていました。

 

 先生は90才になったそうで先程施設に来ていたと言っていました。私は仕事と両立が出来ず止めてしまいました。その後何度か見かけましたがいつもご夫婦一緒でした。

 

会う場所が、老人施設というのが少し残念ですが仕方がないのかも知れません。