上空に暮るるを待たず梅雨の月
何気なく庭から空を眺めると月が出ていました。え!まだ日が落ちていないのに?
念のため表に出て西の方角を見ますと雲の間から赤い夕日が見えていました。
遙か昔のこの日もこのような月が出ていたのかなと思いました。その日は私の実家では皆悲しみに暮れて、誰も月の事など見ていなかったと思います。
上の兄が22歳で亡くなった日です。健在なら私の夫と同年齢のはずです。たらねば、
は何の役にもなりませんが。子どもの頃は病弱だった私がこの年まで生きているのが
申し訳ないような。一日一日大事に生きなければと思います。