首出さば採られるものを茗荷の子

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 まだ早いかなとおもいつつ水遣りをしながらつんつんと伸びている茗荷の根元を見ると薄黄色の花が見えました。けっこう大きな茗荷が首をもたげていました。一つだけでしたが、初物の収穫は嬉しいものです。手入れが良くないので庭のあちこちに根を広げて本数だけは多いのですが、実はあまり付きません。年に5,6個がせいぜいです。

 一番上の姉が福島の家に住んでいた頃に分けてもらって我が家の庭隅に植えたのでもう20年ぐらい経ったでしょうか。これから庭に腰をかがめて茗荷の子を探す楽しみが出来ました。俳句では夏の季語は茗荷の子で茗荷の花は秋になると歳時記にありました。

花を目印に実を見つけているので、夏でももう花が咲いているのですが、子の方を

詠んでみました。茗荷の花は目立たないけれども儚さがなんともいえず可憐な花だと

思います。